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2003年6月〜12月  デジタル歳時記

 

 

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12月19日(金)

冬晴れの北印旛沼  

小春日和のように穏やかな朝、広大な印旛沼の冬景色を見たくなって家を出ました。 途中成田市の外れの台方地区にある麻賀多神社を訪れました。 応神天皇の時代の印波国造、伊都許利命が創始したというこの麻賀多神社は、印旛郡市内の麻賀多神社十八社の惣社として地域の人々の生活に深くかかわってきた歴史があるのだそうです。 境内で焚く落葉の煙が辺りに立ちこめ、冬の陽射に煙っていました。

12月09日(火)

初冬の泉自然公園  

毎年紅葉を眺めに訪れる泉自然公園なのに、すっかり忘れていたことに気が付いて慌てて見に行きました。 

人気の無い公園はもう紅葉の最盛期は過ぎ、巡る小径は落葉が積もっていました。 未だ落ちずに残る紅葉を探しながら静まりかえる池の縁を歩いていると、時折聞こえる水鳥の声が冬の到来の近いことを告げているようでした。

11月26日(水)

佐倉城址の紅葉 

今年は紅葉が早いのか遅いのか、頭が混乱してるうちに見に行くタイミング失っていた佐倉城址の紅葉、やっ見に行くことが出来ました。 モミジ林の地面は落葉で敷き詰められ、やっぱりもう少し早く来たほうが良かったのかなあ・・とも思ったものの、樹に残ってる葉の中には紅葉せずに未だ緑の状態のままの葉も残ってる。 やっぱり冷夏だった今年は異常なのかもしれないなあ・・等と言いながら眺めてきました。

10月31日(金)

房総の村の秋  

北印旛沼の近くの房総風土記の丘に、千葉県の古い農家や商店の建物を移築して昔の集落の様子を再現した「房総の村」があります。 周囲の里山も含め、四季を通じて近隣の人々の憩いの場所となっているこの地を訪れました。 柔らかい秋の日差しを受けながらこの中を歩いていたら、、一昔前の秋の田舎にタイムスリップしたかのような気分になりました。

10月23日(木)

又々秋の谷津田(酒々井町南部)  

秋の草花を楽しみながらの田園散策ももう終盤。 今のうちにゆっくり見ておこうとこの日は酒々井町南部の谷津田を散策した。 青々と生い茂っていた夏草は既に枯れ、露出した地面が広がり始めた中でセイタカアワダチソウの黄色い絨毯だけが一際鮮やかだ。 田圃の中を流れる用水を覗いてみたら、ここでもアメンボが水面に輪を描いていた。 未だ歩いたことのない里山の小径に入った時、何処も咲き終わっているツリガネニンジンを見つけた。

10月20日(月)

秋の谷津田(酒々井町伊篠)  

昨日に続いて今日も晴れ。 お馴染の秋の草花に会いたくなってカメラ片手に家を出た。 何処に行こうかと迷ってるうちに足は自然と伊篠の里山に向かう。 田圃のあちこちに、ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)の黄色い花が秋の陽射しに輝いている。 タカサブロウも今年最後の花を咲かせている。 役目を終えた田圃の用水は綺麗に澄みきり、アメンボが忙しく動き回って水面に丸い輪を作っている。 里山の縁にベニバナボロギクが真っ白い綿毛を輝かせていた。

10月19日(日)

雨上りの萩山新田周辺(佐倉市)  

今年はほんとに晴天が続かない。 ところがこの日は明け方まで降っていた雨があがって秋晴れの良い天気。 この機会を逃しては・・と朝早く家を飛び出して印旛沼に近い佐倉市の萩山新田の谷津田にやって来た。 佐倉のゴルフ場に入り組むここの谷津田は初めての訪門。 未だ陽が差し込まぬ里山の縁は昨夜の雨の雫で濡れていた。 暖かい陽の光りが射し込み始めた草むらからは湯気が立ちのぼり、雨に濡れた秋の草花が陽の光りに輝いていた。 

10月15日(水)

秋の酒々井干拓田  

ここ数日ぐずついた天気が続いてやっと雨が上がったこの日、久しぶりに広大な干拓田を見たくなって家内と散歩に出かけました。 どんよりした雲の合間から時折射しこむ薄日に、セイタカアワダチソウが輝いていました。 この花以外何もなさそうな田圃の畦には、良く見ると小さな花を付けた雑草が結構見つかりました。 射し込む陽に雨滴をキラキラ光らせている草、どこかで見たことあるようなないような草等、思いがけない植物との出会いの一時を過ごしました。

10月11日(土)

木犀香る秋も終盤  

10月に入って数日経った頃から、我が家の周辺にキンモクセイの良い香りが漂い始めたが、今年は写真を撮ることも無いうちにいつの間にかもうお仕舞いになっていた。 そんな時、ギンモクセイが咲いていると聞いて、道端の草や花を見ながら出かけたら、確かに見事に咲いていた。この花はどういう訳か出会うことが少ないのだ。 その後川村美術館に行ってみた。 ここではセンブリや初対面のセキヤノアキチョウジに会うことが出来て感激だった。

10月09日(木)

ピーナッツ干す秋の田園  

10月に入ると我が酒々井町のある北総台地はピーナッツの収穫が始まり、 ピーナッツが付いたままの株を丸く積みあけて天日干しする「ピーナッツ・ボッチ」が見られるようになる。 この情景が晩秋まで続き、これが見られるようになると秋も本番。 そしてその頃、田園には秋の草花も一斉に咲き競う。 こんな情景が好きで、この日も田圃や里山の細道をカメラ片手に歩いていたら、思わぬ珍しい花との出会いにも恵まれて楽しい一日を過ごすことが出来た。

10月01日(水)

里山の秋  

秋晴れの良い天気に、今日も酒々井町伊篠の里山の秋の花を求めて散策しました。 収穫が始まったピーナツ畑の中に取り残されたように立つ大きなススキが、秋空をバックに光っていました。 やがて、里山へ向かう道の向こうにまだ咲き残ったヒガンバナに飾られたお墓が見え、道端にはスベリヒユが黄色い小さな花を付けていました。 ついこの前蕾だった里山の中のカシワバハグマはちょっと変わった花を開いていました。

9月27日(土)

実りの谷津田  

子供の頃から田舎暮らしが長かったお陰で、田園や里山を歩き回ると心が安らぐ。 秋晴れのこの日も田園の雰囲気に浸りたくなり、新しいカメラ片手に試し撮りを兼ねて散策に出掛けた。殆どの田圃は既に稲刈りが終わっているというのに、この伊篠地区の谷津田には未だたわわに実った稲が重そうに穂を垂れていた。 田圃の畦や里山の縁でお馴染の野草達がわが世の春・・じゃなくて秋を謳歌していた。

9月16日(火)

谷津田と里山の秋  

この日は良い天気に誘われて墨と尾上地区の谷津田や里山をのんびり歩いた。 未だ残暑が厳しい9月半ばではあるが、 ここ酒々井町の田圃は稲刈りが終わったところが増えてきた。  飯積地区の谷津田を歩いていたら珍しく藁を束ねて干す情景に出会った。 最近あまり見かけ無くなったこの情景が懐かしい。 ツリフネソウを初めとする秋の野草が路傍を飾る酒々井の田園は、平地や湿地や山地の植物が多い貴重な自然の宝庫なのだ。

9月11日(木)

風土記の丘の残暑の秋  

9月に入ったら思い出したように真夏のような天気が続いています。 今まで涼しかっただけにこの暑さは体にこたえてしまいます。 真夏のような太陽が照りつけるこの日、 房総風土記の丘の草花の様子を見に行ってみらなんと、古墳が点在する里山は綺麗に刈り払われていて草一本生えていませんでした。 仕方なく、資料館脇の芝草で覆われた古墳群や、移築展示されている古い民家の庭を秋の風情を感じながら散策しました。 それにしても暑かったです。

9月 9日(火)

夏去りぬ??  

九十九里浜に行ってみました。 今年は冷夏で海の家は例年にない静かな夏だったようですが、皮肉なことに真夏の天気になった九十九里の砂浜はもう夏休み中の賑わいを取り戻せないんです。 あまりに暑くて早々に引き上げる途中立ち寄った芝山仁王尊は、夏の蝉の声と飛び立つジェット機の轟音が暑さに拍車を掛けていました。 家の近くに来た時、ヒガンバナが咲いてるのを見つけました。 昨日蕾を見つけたばかりですが今年はやっぱり早いなああ・・。

9月 8日(月)

足早な秋の訪れ  

あっという間に9月に入ってしまい、今度は暑い日が続いて慣れない体はついて行くのが大変。 近くの田園の様子が気になって、暑かったこの日は思い切って秋の気配を探りに出かけました。 田圃脇の里山の縁にカラスウリが実を下げていました。 未だ夏の花が咲き競う道端に蕾を付けたツリフネソウが群れていて、中に数輪花を付けたのもありました。 今年の秋は随分早いとビックリしてたら蕾をつけたヒガンバナにも会いました。

8月25日(月)

もの足りぬ夏も終わりか  

今年の夏は長い間天気が良くない日が続いたお陰で、なかなか散策の機会が来ませんでした。 やっと天気が持ち直したこの日、房総風土記の丘にある坂田ケ池の満開の蓮を期待して張り切って出かけてみたんです。 ところがなんと花はもう既に殆ど終わって実になっていました。 「寒い夏とはいえ、植物はきちんと花を付け種を実らせるんだなあ」と感嘆すやらがっかりするやら。 その後風土記の丘を散策し、印旛干拓田を見て帰りました。

8月 4日(月)

稲の花咲く季節だけど・・・  

景気が悪い上に、何時になったら梅雨が明けるのか先が見えない今年の異常な冷夏が追い討ちをかけ、米の収穫にも影響が出なければいいがと暗い気分にさせられてしまいます。 

少しばかり晴れ間が覗いて暑さが戻ったこの日、印旛沼近くの萩山新田の田圃や野の草花の様子を見に行きました。 心配をよそに早稲の田圃は既に花が咲き、いつもの夏草の花もけなげに花を付けているのを見て少しばかりホッとしました。

8月 2日(土)

岬町と成東町の珍しい花達  

友達に教えてもらって以来、太東崎の海岸近くに咲くスカシユリが見たくて、久しぶりに太陽が顔を出したこの日、日本で最初に天然記念物に指定された千葉県の岬町にある太東海浜植物群落地を訪れました。 帰り際にこれも同時に天然記念物に指定された成東町にある成東・東金食虫植物群落地も訪れました。 貴重な珍しい植物がこんな所に群生しているのが不思議ですが、何時までもこの状態が保たれて欲しいと願わざるをえない気分になりました。

7月17日(木)

成田市下方の郷の花  

昨日に引き続いて晴れ間が覗いたこの日は、家内の定期通院日。 診療が終わるまでの待ち時間はいつものように里山の縁に点在する農家の周りの合歓の花、ホウセンカ、タチアオイ等の季節の花や谷津田の稲が美しい下方の郷を散策しました。 田圃の畦にはもうカントウヨメナが咲いていました。 谷津田の奥の休耕田にはコスモスが一輪咲いていました。 そして里山の縁ではヤブカンゾウの群れに遭遇したりで大感激でした。 写真は畦に咲くカントウヨメナです。

7月16日(水)

房総風土記の丘の花達  

長引く梅雨空に晴れ間が覗いたこの日、ヤマユリが最盛期を迎えた房総風土記の丘を訪れました。 点在する古墳の上や林の中に優雅なヤマユリが咲き誇り、草むらではアキノタムラソウやウツボグサが咲き始めていました。 天気が悪かったり蒸し暑かったりで、この時期の里山散策にはご無沙汰することが多いんですが、思い切って出かけると嬉しい出会いが待っててくれます。 今回も汗を滲ませながらの散策でしたが、ほんとに行ってみて良かったと思いました。 写真は、たった一輪だけ咲いていた気の早い萩の花です。

7月 5日(土)

川村美術館の夏の始まり  

今朝は久しぶりに眩しいお日様が現れ、 お袋が「川村美術館のヤマユリが咲き出したって聞いたんで行ってみたい」と言うんで出掛けることにしました。 空気は意外に爽やかでしたが、夏の陽射しはやっぱり強く、日向を歩くと汗が出ました。 

 美術館の敷地のひんやりした森の中では未だ紫陽花が綺麗に咲いていましたが、 お目当てのヤマユリは未だ殆ど蕾の状態、咲いているのは一本だけでした。 上を見上げたら合歓の樹の梢に花が一つだけ咲いていて嬉しくなりました。 

7月 3日(木)

梅雨の晴れ間の田園散策  

 今年の梅雨はいつになく晴れ間が少なく、そろそろ咲き出す夏の花を見に行きたくていらいらする毎日が続いていましたが、 この日は何とか薄日が射したので酒々井町の本佐倉から佐倉市の萩山新田、そして房総風土記の丘まで足を伸ばしました。  稲が青々と育った田圃には鷺が餌を漁り、 周囲の里山にはホタルブクロが咲いていました。 この辺では萩山新田でしか見たことが無いクサフジが今年は見事に群生していて嬉しくなりました。

6月18日(水)

多古町の紫陽花  

 すっかり梅雨に入って雨の日が多くなりました。 この日は比較的雨が小降りだったので、お袋を連れてこの辺りでは紫陽花で有名な多古町の日本寺(にちほんじ)を訪れました。

 雨に濡れた紫陽花の色が一際鮮やかで、こんな天気でも境内の紫陽花を見に来る人達が絶えませんでした。 町内を流れる栗山川の河畔も紫陽花が霧雨に煙った土手に沿って延々と続いていました。 紫陽花はどんな天気でも風情があっていいもんですねえ。

6月 9日(月)

梅雨時の里山の花  

 梅雨に入った里山の様子が気になっていたこの日、つかの間の晴れ間を狙って我が町・酒々井の墨地区を訪れました。

もう稲が青々と茂る谷津田の周辺は、コモチマンネングサやママコノシリヌグイが咲きだし、里山ではウツギが僅かに咲き残り、イボタノキやムラサキシキブが小さな花を付けていました。 周辺の里山はそろそろ初夏から夏への衣替えの季節になっているようでした。

6月 2日(月)

センダンの花咲く佐倉城址  

 晴れたり曇ったりのこの日、センダンの花を見に母を連れて佐倉城址を訪れました。 なんでも昔何度となく訪れた神代植物公園の思い出の花なんだとか・・。 センダンの花を見て喜ぶ母をよそに、こちらはカメラ三昧。 池の睡蓮や、未だ咲き残るオドリコソウにビックリしたり、スダジイの大木に絡みつくテイカカズラの花に感嘆したり、結構楽しい一時を過ごしました^^。 口を真っ黒にして食べた昔懐かしい桑の実も久しぶりに見ることが出来ました。

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