谷津田と里山の秋 (19枚)

9月16日(火)

  (SONY DSC-F707にて撮影)

谷津田の秋

 この日は良い天気に誘われて墨と尾上地区の谷津田や里山をのんびり歩いた。 未だ残暑が厳しい9月半ばではあるが、 ここ酒々井町の田圃は稲刈りが終わったところが増えてきた。  飯積地区の谷津田を歩いていたら珍しく藁を束ねて干す情景に出会った。 最近あまり見かけ無くなったこの情景が懐かしい。 ツリフネソウを初めとする秋の野草が路傍を飾る酒々井の田園は、平地や湿地や山地の植物が多い貴重な自然の宝庫なのだ。

 

 

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アカネ

 (アカネ科アカネ属) 

雑草が生い茂る中に何か花が咲いていると思ったらアカネの花だった。地味で小さいが良く見ると可愛い。

アキカラマツ

(キンポウゲ科カラマツソウ属)  

けたたましく大きくなるのが多い中で、小さく可憐に咲くこの花に出会うと嬉しくなる。

アレチウリ 

 (ウリ科アレチウリ属) 

雑草生い茂る中に放置カボチャかと思いきや、調べたら北米原産の帰化植物、アレチウリだった。 

花を付けたチカラシバ

  (イネ科チカラシバ属)

花穂が陽に輝く姿は雑草とはいえ好きだ。一段と茶色ががって見えたので近寄って見たら花が咲いていた。

ゲンノショウコウの種

 (フウロソウ科フウロソウ属) 

庭にまで進出して花を咲かせるが、この日里山の縁で種を見つけた。 この造形の見事さにいつも感嘆。

ハナタデ

 (バラ科キンミズヒキ属) 

里山の縁の樹陰はミズヒキとこの花が花盛り。 開いているところを撮ってみようと目をしょぼつかせて撮影。

カントウヨメナ

(キク科ヨメナ属)  

この花の綺麗な紫に魅かれて何度も何度もトライしているのだが、これを写真で再現するのが難しい。

 センニンソウ

(キンポウゲ科センニンソウ属)  

夏の終わりのこの花が未だ咲き残っていた。 白い十字の萼片の先から髯が伸び、種が出来るのも直ぐ。

クサギの種

 (クマツヅラ科クサギ属)  

先月まで白い花を付けていたクサギが里山のあちこちを飾っていたと思ったら、もう赤い星になっていた。

オオオナモミの花

 (キク科オナモミ属)

これがキク科か!と不思議に思う北米原産のこの植物、イガイガの出来る前にこんな花が咲くとは!

ヤブマメ

(マメ科ヤブマメ属)

春のカラスノエンドウのように、秋の草群にこの花が多いとはこれまで気が付かなかったのが不思議。 

イヌショウマ

 (キンポウゲ科サラシナショウマ属) 

この辺りの里山の縁でよく見かけるこの花、蕾にかすかに紅をさす姿が可愛い。

ツルニンジン (別名ジイソブ)

 (キキョウ科ツルニンジン属)

里山の縁で珍しい花発見! 初対面のこの花、一度見つけると又別のところでも見つかったから不思議。

ツリフネソウ

(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)

一週間前に数輪咲き出したと思ったらもう最盛期になっていた。数日でしおれるが、次々に咲くので楽しめる。

ツリフネソウ群落

 

酒々井町、墨地区の農道脇100mに渡る群落は他の雑草との共存。 これは珍しく邪魔されずに咲いていた。

ニラの花

  (キク科シオン属)

道端や草むらでこの花が咲いているのによく出会う。 緑の草むらの白いこの花にはつい目が行ってしまう。

ピーナッツの花

  

千葉県特産のピーナッツももう直ぐ収穫の時期、と思ったら未だ花が咲いているのを見つけた。

地面にもぐった花

  

殆どの花は地面にもぐって実を付けているはず。 根本を見るともぐった花の柄がマングローブのように見える。

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