房総風土記の丘の花達 (19枚)

7月 16日(水)

  (SONY DSC-F707にて撮影)

 梅雨空に晴れ間が覗いたこの日、ヤマユリが最盛期を迎えた房総風土記の丘を訪れました。 点在する古墳の上や林の中に優雅なヤマユリが咲き誇り、草むらではアキノタムラソウやウツボグサが咲き始めていました。 天気が悪かったり蒸し暑かったりで、この時期の里山散策にはご無沙汰することが多いんですが、思い切って出かけると嬉しい出会いが待っててくれます。 今回も汗を滲ませながらの散策でしたが、ほんとに行ってみて良かったと思いました。

写真は、たった一輪だけ咲いていた気の早い萩の花です。

 

 

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古墳のヤマユリ

 (ユリ科ユリ属) 

そろそろユリのシーズン到来と期待していたヤマユリが今年は沢山咲いていました。 この花を見るとようやく夏を実感するんです。

ヤマユリ

 (ユリ科ユリ属)  

花を沢山付けたユリが咲いていました。 この花が咲いている辺りには、その存在を誇示するかのようなユリの香りが漂っていました。

ギンボシヒョウモン 

  

この里山のあちこちには未だオカトラノオが咲き残り、蝶が名残惜しげに蜜を吸う姿がありました。

ノカンゾウ

 (ユリ科ワスレグサ属) 

ヤブカンゾウはこの辺りでもよく見かけますが、珍しくノカンゾウが咲いていたので嬉しくなりました。

フジバカマ

 (キク科フジバカマ属)  

これも久しぶりの対面。 ヒヨドリバナは良く見かけるのに、この花には滅多に出会えないんです。

アキノタムラソウ

(シソ科アキギリ属)   

早い時期からよく出会う花ですが、これに出会うと嬉しくなるから不思議です。 名前が良いのかなあ・・・。

林の中のヤマユリ

   

緑の森に白く咲くヤマユリの姿には、なんとも言えず魅かれます。 

ナワシロイチゴ

(バラ科キイチゴ属)

草むらでイチゴを発見! これはナワシロイチゴのようです。 

ナワシロイチゴの実

   

これは美味いんですよねえ。

    

ウツボグサ

(シソ科ウツボグサ属)   

この大好きな花も最盛期になってました。 撮った時は気が付かなかったけど、蟷螂が傍に写っていました。

ウツボグサの花

   

花の命は短くて・・・じゃないけど、今が一番綺麗なこの花を記念にパチリ。 

ガクアジサイ

(ユキノシタ科アジサイ属)   

ここの涼しい森の中は紫陽花が未だ綺麗に咲いていました。 この種の紫陽花が一番好きなんです。

   

ハナゾノツクバネウツギ

(スイカズラ科ツクバネウツギ属)   

資料館脇の植え込みに咲いていたこの花、これが咲き出すと猛烈に暑い夏を感じてしまいます。

ヒオウギスイセン

   

房総の昔の藁葺き民家を移設した「旧平野邸」近くの林の中に、一際鮮やかに咲く姿が印象的でした。

コスモス

  

その平野邸の再現された庭の花壇に田舎の風情を感じさせるコスモスが咲いていました。 

オオヤエクチナシ

(アカネ科クチナシ属)   

これもその庭に咲いていた園芸品種のクチナシです。真っ白なクチナシは何時見ても魅惑的だと思ううんです。

(スイレン科ハス属)   

坂田が池に下りて見ると、蓮の花はまだ数えるほどしか咲いてませんでした。 

蓮の蕾

  

この蕾の茎が伸びて、辺り一面に咲き出すのは8月に入ってからなんでしょうねえ・・。

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