2005年 版

 このページは、旅先の珍しい情景や見知らぬ景観、あるいは普段見ることの出来ぬ山野草との出会いの感動を納めた旅の記録写真集です。

(愛用のデジカメは主にCANONの「EOS Kiss Digital」を使っています)

2005年版 (下の写真をクリックするとそれぞれのページが表示されます)
 

05年11月28日(月)〜30日( 水)晩秋の龍王峡 

 

 山荘の凍結防止をしなければ・・と重い腰をあげて栃木県藤原町に出かけることにした。 今年は風邪を引いたりしているうちに行くのが遅くなり、紅葉は既に最盛期を過ぎていた。  晩秋の冷たい風が身にしみる渓谷だったが、僅かに残ったモミジや黄葉が秋の名残を惜しむように陽に輝いていた。 訪れる観光客の姿もまばら、静かな渓谷散策は心地良い一時だった。

05年8月18日(木)〜20日(土)山里の野草探訪 

 子供達が小さかった頃は、会社が夏休みになる8月初旬は栃木の山荘へ行くのが楽しみだった。 当時の辺りの山には落葉樹が多く、子供達はカブトムシやクワガタムシを採るのに夢中だった。 あれから30年、山荘の周辺の山に植えられていた身の丈ほどの杉の苗が今では20m以上の大木に育ち、落葉樹が姿を消して暗い杉林になってしまった。今でも年に数度は出かけて行き、湿った黴臭い山荘の傷みを直したり、風を通しながら思い出に耽けるだけになってしまった。(写真は森に射し込む朝日に照らされたコバギボウシ)

05年7月30日(土)〜31日(日)花の八方尾根と遠見尾根 

 昔のスキー仲間から、「今度は夏の高山植物を見に集まろう!」と声が掛かかった。 天気予報では、折から前線が南下して九州方面から次第に雨の領域が東に広がると言っている。 多分山は雨だろうが、多少の雨なら花を見てこようと、雨具一式を準備して家内と一緒に出かけることにした。 白馬駅に着いてみると、幸運にも見上げる後立山連峰には雲が掛かってはいたが、山麓には焼けるような夏の陽が射していたのだった。 これはついてる!とすぐさまバスに乗って八方尾根へと向った。

05年7月5日(火)〜14日(木)二度目のスイス花の旅 

  6年ぶりに再び花の季節のスイスを訪れた。 当時はデジカメの機能も画素数も満足いくものではなかったので折角の高山植物の花も思うように撮れなかったし、山の姿を充分見ることも出来なかったからである。

 今回は、チューリッヒ、ルツェルン、グリンデルワルト、ツェルマット、サンモリッツ、マイエンフェルトを経てチューリッヒに戻る10日間の旅。 咲き乱れる高山植物をカメラを通して存分に楽しむことができたのだが、今回もまた山の姿ばかりは思い通りに姿を見せてくれなかった。 花の季節は仕方ないのだが・・。

05年6月8日(水)〜10日(金)タニウツギを求めて奥会津へ 

  東京の公園でタニウツギの花が咲いた便りを聞いた。 そういえば新潟から秋田に向う列車の車窓から眺めた懐かしいこの花にはもう3年も会っていない。 当時は名前も知らなかったこの花だが、梅雨が始まろうとするこの時期になると無性に会いたくなる。 天気予報を見計らって所用があって行かねばならぬ栃木の山荘に出かけたのだが、 そのついでに福島県の桧枝岐村までこの花に会いに行って来た。 日本海側の豪雪地帯に自生するこの花は、未だ白く雪を被った会津駒ケ岳を望む桧枝岐川の河畔に咲いていた。   

05年4月29日(金)〜5月2日(月)アカヤシオ咲く山の春 

  又アカヤシオの季節がやって来た。 この時期になるとどうしても山に咲いてるこの花に会いたくなる。 今年は桜の花が遅かったのでこの花が咲きそうな4月末を見計らって栃木の山に出かけた。 

山は春真っ盛り。 鬼怒川温泉周辺はソメイヨシノが咲き終り、周囲の山肌に点々と山桜のピンク模様が見えている。 今年の大雪で満水状態の八汐湖畔を過ぎる辺りから奥鬼怒への道筋の山肌に咲く待望のヤシオツツジが目に入る。 この写真は大笹牧場に咲いていたヤシオツツジ。

 

05年3月5日(土)〜6日(日)懐かしの白馬・飯森スキー場 

  ここは信州松本と越後の糸魚川を結ぶ大糸線の飯森駅。 四十数年前、スキーシーズンになると貧乏学生のスキー仲間と連れだって新宿発のすし詰めの夜行列車に乗ってしばしばこの白馬村の無人駅にやって来たことを思い出す。 当時、五竜岳から伸びる遠見尾根の麓にはここ飯森スキー場と隣の神城スキー場の二つがあっただけだったが、現在は開発が進んで遠見尾根の山麓は広大な白馬五竜スキーリゾートに生まれ変わっているのには驚いた。

 

   

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