懐かしの白馬・飯森スキー場

  

3月5日(土)〜6日(日) (23枚)

長野県北安曇郡白馬村

  

(EOS Kiss Digital使用)

  

    

 ここは信州松本と越後の糸魚川を結ぶ大糸線の飯森駅。 四十数年前、スキーシーズンになると貧乏学生のスキー仲間と連れだって、新宿発のすし詰めの夜行列車乗ってしばしばこの白馬村の無人駅にやって来たことを思い出す。 

 当時、五竜岳から伸びる遠見尾根の麓にはここ飯森スキー場と隣の神城スキー場の二つがあっただけだったが、現在は開発が進んで遠見尾根の山麓は広大な白馬五竜スキーリゾートに生まれ変わっているのには驚いた。

 

  
下の写真をクリックすると大きい写真が表示されます。  

3月5日(土)

0305iidakaraiimorihe-b900p.jpg (114006 バイト) 0305iidakaraiimorihe-c900p.jpg (196574 バイト) 0305dairoku900p.jpg (113805 バイト)

久しぶりの雪景色

学生時代のスキー仲間の同窓会をやることになり、新幹線で長野へ出て高速バスの五竜で下車。 懐かしい雪景色を見ながら塩の道を飯森へ向った。

塩の道

 小綺麗になった塩の道を歩いていると昔のひなびた情景がやけに懐かしく思い出された。 道もこんなに広くて歩きやすくはなかった・・・。

懐かしのスキー宿

 30分ほどで昔の定宿、大六旅館に着いた。 庭を覆いつくして積まれた雪が今年の雪の多さを物語っていた。 蚕部屋のあった昔の母屋の面影は勿論無い。

   
0305iimorijinnjyanoigawa900p.jpg (187851 バイト) 0305iimorijinnjya900p.jpg (192249 バイト) 0305toomigenrenndeenbou1000p.jpg (116497 バイト)

村外れの小川

夜の同窓会まで時間があるので辺りを散策。 村外れの鎮守の森の前を流れる小川は雪解け水が勢いよく流れていた。

飯森神社

村の鎮守の飯森神社は訪れる人も無く静まりかえっている。

白馬五竜スキー場遠謀

後立山連峰の後に陽が沈み夕闇が迫る頃、白馬五竜スキーリゾートに灯りが点々と見え始めた。

  
0305tasogarenohakuba1000p.jpg (114895 バイト)

八方尾根と白馬連峰

一日のスキーを終えて宿に戻る途中、いつも疲れを癒してくれたこの景色もたまらなく懐かしかった。 

  

3月6日(日)

0306yanenotsurara900p.jpg (139489 バイト) 0306toominotengudake900p.jpg (183717 バイト) 0306iimorinosanzan1000p.jpg (120131 バイト)

村の朝

話も尽きずよく飲んだ。 日付が変わって床についたのにいびきが凄くて眠れぬまま朝が来た。

仕方なく飛び出すと零下10度の空気が酔ひの覚めぬ目にしみた。

朝焼けの天狗岳

宿の外に出ると先ず最初に目に入るのがこの遠見から派生する尾根の天狗岳。 この凛々しい姿も懐かしい。

朝日に輝く白馬連峰

未だ酔ひが覚めずおぼつかない足取りで村外れに行ってみた。 快晴の朝のこんな景色は昔も滅多に見たことが無いような気がした。

  
0306kappounoasa1000p.jpg (226873 バイト) 0306iimorinoamakazariyama1000p.jpg (93367 バイト) 0306iimorigerende1000p.jpg (148452 バイト)

ズームアップの八方尾根

 あの八方尾根に初めて行った時の恐かったことを思い出した。 スキーを履いて二度目位だったか、上から下まで転げるように降りたのだ。

懐かしの雨飾山

朝食後スキー場に行ってみることにした。 スキーを担いで登った道の景色は今も変わらない。 遠くにどっしりと構えたこの山が懐かしい。

賑わう飯森ゲレンデ

スキー場は変わっていた。 当時のスキー場がどの辺りだったのか見当もつかないし、現代の華やいだ雰囲気はお腹を空かした貧乏学生の時代が嘘の様。

  
0306jizounogoryu900p.jpg (194639 バイト) 0306goryuu-karamatsu900p.jpg (188418 バイト) 0306toomijizounohiuchi-yake-amakazari900p.jpg (183218 バイト)

地蔵の頭から五竜岳

広大なスキーリゾートを見てみようとゴンドラに乗って天辺まで行ってみた。 素晴らしい景色だった。

昔5時間も汗水たらして登ったというのに・・・。

後立山連峰

五竜岳から唐松岳の稜線が直ぐ近くに見える! ここからもう一山越えれば鹿嶋鑓の壮絶な北壁が見えるはづだなあ・・等と思いを巡らした。

雨飾山、焼山、火打山

白馬村の盆地の彼方に懐かしい山々が手に取るように見えていた。 これは凄い!と感嘆。 これほど見晴らしが良い日は滅多に無いらしい。

  
0306hirakawanotoomione1000p.jpg (187794 バイト) 0306shirakawanogoryukaramatsu900p.jpg (187833 バイト) 0306shirakawanosanzan900p.jpg (197340 バイト)

白馬五竜リゾート遠望

帰りの電車に乗る前に白川の橋に行ってみた。 ここから眺める後立山連峰は素晴らしいと宿の主人の勧めがあったからである。

五竜岳、唐松岳遠望

数年前にここに来たのはザゼンソウが咲いている頃だった。 そのころは雪は無くて川をまたいで鯉のぼりが泳いでいたことを思い出した。 

白馬三山遠望

久しぶりに懐かしい雪山を堪能した。 久しぶりに昔のスキー仲間と酒を酌み交わした。 お日様まで懐かしい旧友を歓迎してくれてほんとに良かった。

  

帰途の懐かしい中央線の車窓

0306komagateke-d900p.jpg (96713 バイト) 0306houousanzan900p.jpg (109657 バイト) 0306fujisan900p.jpg (100973 バイト)

甲斐駒ケ岳

鈍行で松本に出て、そこから特急で新宿へ向った。

この山に会いたいと思っていたら日が傾くにしたがって空に雲が広がってきた。 それでも甲府の手前でこの山が見えた。 嬉しかった。

鳳凰三山

続いてこの山も姿を見せてくれた。 この山には登ったことは無いのだが、甲斐駒ケ岳から間近に会っているので懐かしかった。

富士山

そして列車が甲府駅近くに来た時、家並の向こうに大きな富士山が姿を現してくれたのだった。 

自然紀行

Homepage