第58回演奏会・練習(モーツアルト40番、マラ5)
Vn.II
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作曲者名
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曲名
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コメント
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モーツアルト
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交響曲 第40番 G
minor
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欧米の言葉のイントネーションで演奏する。 ・ノッペリ、ベッタリした音はNG、ブラシで掃くような音の出し方ならOK ・変に後膨れする音もNG 音質は上品な音になるように。 ・フレーズの最後や重音、sfなども丁寧に。
★1楽章 ・4小節目の二分音符は美しく響かせる ・10小節目のアウフタクトがおざなりにならないように。 ・30小節目からの四分音符はリズムを刻む。(走らない) ・34小節目からの弦と木管の動きが合わないぞ。(木管遅れているのでは?) ・45小節のようなスラーパターンは減衰音形。 ・66小節目の2拍目sfへは急いで飛び込まないように。 ・71小節目には飛び込まない。指揮を見るように。 ・189小節目からはf-mollになるよう臨時記号に気をつけて。 ・225小節目の3拍目:弦の和音は鳴らしてよい。わざわざ響くように3和音で書かれている。 ・最後の2小節はno
rit.
★2楽章(8分の6拍子) ・一拍目とは何か? ティッシュを引っ張り出す瞬間? ・四拍目とは何か? 一歩踏み込む感覚? ・冒頭はテヌート気味で、歌う。 ・8部音符が6つ並んでいるパターンでは、テヌートの程度を合わせる。 ・32部音符のパターンはフライングしない。 (たとえば66小節目、97小節目)
★3楽章 ・踊りの曲らしく、原則として1,2拍目はセット。 実際にステップを踏んでみると良い。1拍目の踏み出しで重心は全て出した足に移っている。 もし重心を移さなかったら、盆踊りになる。 ・この曲の場合は3,1,2でセットのパターンあり。
★4楽章 ・3小節目のスラーでは、2番目の音が常に1番目よりも収まるように。 ・71小節目に入るときは、飛び込まず落ち着いて。dolceだけどハッキリ。247小節目も同様。 ・102-108小節、276-284小節は、弓幅大きく。しかしテンポが崩れない(はしょらない)ように。
フレーズについて、全体を通して、2小節や4小節の偶数のまとまりが多い。 ただし、強調すべき小節や音には、バリエーションがあるので注意。 (更新:2015/6/20)
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マーラー
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交響曲第5番 C#
minor
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・小さな音量でも滑舌の良い発音。「ビール3本!」 ・ビート感覚を共有する。各パートが同時に互いに異なる音形・ダイナミクスで演奏しているため、ビート感覚の共有が必要になる。 ・全音符のような長い音については、遠くにいる人に言いたいことが伝わるように演奏する。 ・四畳半でボソボソ鳴らすような演奏はNG。言葉のようにして表現し、伝える演奏が必要。 ・マーラーがdown
bowを指示している音は、発音をハッキリさせること。
★1楽章 ・マーラー自身が指示したボーイングについては、なるべく守るように。もし変えるなら、マーラーが意図した音楽になるよう、奏法を工夫してカバーするように。たとえば2nd
Vnの323小節目から340小節目までなど。 ・音楽的に重いのか軽いのか、悲劇的・運命的なのか救いの光が見えるのかといった表情を理解して表現するように。 ・323-351小節、マーラーがdown
bowを指示している音をハッキリと。ダイナミクス忠実に。 ・352小節目からのEtwas
draengendについても、その通り演奏すること。
★2楽章 ・練習としては、休符含めてはしょらない。慌てない。(例えば10小節目の8分休符など) ・322小節目は2拍目からTempo
I。 ・400小節目からしばらくは、4小節ごとのフレーズ構造になっている。 ・489小節目のaccelerandoは2拍目をきっかけに徐々に変えていくのがポイント(Tp) ・491小節目からはきちんとa
tempoすること。 ・531小節目の16分音符は、全てハッキリ発音すること。
★3楽章 ・モーツアルトの3楽章と同じで、1,2拍目をセットで考える。 さらにウィーン風の要素も必要。この場合も、実際のステップで考えると良い。 ・579-584小節テンポキープ。はしょらない。
★4楽章 ・テンポは前向きなのか後ろ向きなのか、譜面に記載された言葉を理解して表現するように。 ・グリッサンドは器楽的に処理するのではなく、声の自然な発声に対応付けて解釈する。あまり早くから始めない、途中の音をあからさまに鳴らさない。 ・旋律になったら、密度高い音(色のついた音)を鳴らすように。 ・49-50小節の間にカンマある。飛び込まないように。 ・同じ音形のフレーズを繰り返す部分は徐々にespressivoとする。
★5楽章 ・冒頭、遠くへ届くような音で。 ・木管の音量もっと。リズムを作って。 ・弦は休みの数えで落ちないで。 ・ダイナミクスは忠実に。他パートがfでも自パートがp指定の部分が多々ある。 ・小さい音でも発音をハッキリとする。 ・一小節に二分音符2つある時、「田-田-」と演奏せず、「Ta-Ta-」と二音節の塊で演奏する。 ・66小節目から69小節目まで、スラーのアーティキュレーションを作る。 ・307小節目はL'istesso
tempo! ・626小節目へは、間を空けて入る。 ・710小節から後は、決して遅くしない。 ・748小節は、小節の頭からほぼAllegro。
フレーズについて、モーツアルトとは異なり、偶数小節でまとまるとは限らない。 強調ポイントについては、指揮をよく見ること。 (更新:2015/6/20)
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2015年6月28日 第58回定期演奏会 (浅草公会堂) 来場してくださった方、長い曲にお付き合い頂きありがとうございました。来場者数は792人でした。
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