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水の流れ

中央水路

高崎川

クリックで風景が見れます

丘陵・林

田んぼ

川・水路

酒々井町は水の豊富な街です。地下水はチビッコ天国のプールや町民の
飲み水に利用されます。
ホタルの住む田んぼや水路の水は、どこからやって来るのでしょう?
中央水路の水は、酒々井機場のポンプで上げられ、水路を流れて田んぼ
に入ります。丘陵に降った雨は、地下に蓄えられ、わき水となって水路に流
れ、高崎川に流れます。高崎川の水もポンプで上げられて、田んぼに入ります。
 この水辺には、野鳥、動物、魚、ホタルやトンボなどの昆虫が集まります。

機場

ポンプ

わき水

水路

水の状況でそこに住む生き物が変わる
生き物は、子孫を残すために自分たちに合う環境を選びます。
酒々井町には、湧き水、水路、田んぼ、池、小川、水路と
生物に適した水が豊富です。小動物から昆虫、鳥など
大きさ、種類も豊富に植物を求めて集まってきますが、これからの
人の自然への接し方で、住みかが無くなってしまうかも知れません。
 酒々井町を中心に撮影した画像や情報を集めてみました。
(左の各ページをクリックして下さい。)
水の流れ
酒々井町で見られる野鳥たち 冬鳥と夏鳥に大きく別れます。
冬鳥は、中央水路、用水池、高崎川などに、カモ類が、
田園に渡り鳥がやって来ます。小さな野鳥は、藪の中
に隠れてしまいます。
 春・夏鳥は丘陵の林、運動公園、谷津田に集まり、
大きな声でさえずります。
魚のページへ 30年ぐらい前から外来魚が移入され、印旛沼水系の
水路は、日本の在来魚の姿が急激に減ったのは
残念です。特のメダカ、タナゴなどの小さな魚類が
被害を受け、今ではわずかになっています。
それでも、まだ絶滅にはなっていません。
メダカ、タナゴはいますが、ハヤ、オイカワは見なく
なりました。
草花のページへ 野草花の数は多くて、覚えられません。春・初夏・夏
とその季節の野草が足下に見られるのは嬉しいです。
 昼間咲いて夕方閉じてしまう花や、夕方から朝に
かけて咲く【一日花】、今年になって急に増えた花も
あります。接写レンズや拡大鏡で見ると、本当に形・
色が綺麗です。
昆虫・小動物のページへ 小動物を見る機会はあまりありませんが昆虫は多い
です。水辺で産卵する昆虫が多いせいでしょう。
広く浅く捜して撮してみました。
街の木のページ 歴史のある街なので神社仏閣、旧家、遺跡などに
立派な木が残っています。ラリー形式で訪ねて
みると楽しいかも知れません。
根古谷の小さな生き物のページ 根古谷地区に生息する小さな生き物を1年間
追ってみました。

2011 12/31 霜・薄氷がはる にじみ出た水が氷っている 土手の上から撮影 
2012 1/25 雪が積もり、厚い氷がはる 日陰が多いので氷も解けずらく、半日凍結状態
2012 3/14 ヒヨセ風の水路がある こちらも水路がある
2012 4/4 雑草が伸びてきた 土手から1mは湿っている
2012 4/10 土が返り、干される。 
水路に水がある
田植えの準備が始まる
2012 4/20 田に水が引かれると水路も消える 田圃は1mを残し掘り返される
2012 4/29 印旛沼系の灌漑用水増水 さらに増水。水鳥も増える。
2012 5/8 田植えほぼ終わる 土手側の1mは植えていない。
2012 5/23 田圃も落ち着き、幼虫上陸期。 雑草も10センチあり、日陰にも十分なる。
2012 6/8 ゲンジ蛍はすでに発生時期。 ヘイケの発生報告もわずかだが出始める
2012 6/23 ヘイケボタル発生始まる 雑草の長さも20センチ位。日陰、産卵にもよい。
2012 6/27 この時期10日間だけ止水。 7月に入り再び吸水される。ヘイケホタル発生順調
2012 7/23 農薬散布後 雑草が刈ら
れた。
 雑草は、7月一杯はあって欲しい。再度水が入った。
2012 8/22 稲がだいぶ出てきた 稲刈りまで水が抜かれる。湧き水の抜ける水路
2012 9/11 稲刈りが行われた ヒヨセ風の水路が出来ている
2012 10/24 雑草が枯れてきた 長雨で水分が多い
2012 11/01 水路は健在で、枯れ葉が
落ちる。
1年中水分があればヘイケの幼虫は成育する
<ヘイケボタルの発生する田んぼの1年>

この場所は、ここ2,3年ヘイケボタルが多く発生しています。10年近く殆ど見られなかったので
すが、不思議です。同じ場所を1年間撮り続けたら何かヒントが得られかも知れないので試みました。
 この地点の特徴:
◎市街地の灯りから離れている。人家は100m離れて、まばらである。防犯灯は無い。
◎谷津田の形状であり、東側に、低い里山がある。
◎灌漑用水の出水口は近い。 里山からの地下水が一年中にじみ出ている。
◎土手近くにヒヨセ風の水路が掘られ、にじみ出た水が集められている。
◎土手から1mまでは、田植えをしない。
◎タニシの小さい貝がいる。 ドングリの実、葉が田んぼに落ちる。
◎雑草は、適度に刈られている。
◎ヘイケボタルの発生は6月下旬から始まる。

*撮影は2011冬から2012秋まで。
  撮影している道を挟んで左右の田んぼの状況です。
<感想>
 幼虫は、長期にカラカラに干されない限り、強く生きるのでは。しかし全く水分が無くてもダメで、
灌漑用水口やヒヨセ、湧き水の逃がし水路でも一年中水があれば生きられると思います。
餌もタニシがいれば大丈夫。一度、ホタルの数が減っても、絶滅しなければ復活のチャンスは
あるんですね。