1,旧宿場街道コース(酒々井旧街道へ): 酒々井役場から出発して旧国道51号沿い を探索します。 昔の宿場町としての”街道の木”を感じます。 酒々井役場: 酒々井町は明治22年に出来た町で すが、この役場の木も立派です。 ケヤキ、クス、ヤマモモの3種の木が 主に育ってます。まだまだ、大きくなる 木ですね。木陰も風が通って気持ちが 良いのですが、ベンチが欲しくなります。 |
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酒々井東光寺:(しすい とうこうじ) 大廣山密蔵院東光寺。 本尊は胎蔵界大日如来 (たいぞうかいだいにちにょらい) 境内に幕末の書道家で寺子屋を 開いた高幡南渓の墓がある。 入り口の大木が古さを感じます。 |
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朝日神社: 神社の建物は小さいのですが、 ケヤキの木は大きいです。 |
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旧酒々井郵便局跡: 酒々井の台地(仮名)で最も高いケヤキ ですね。 酒々井町の自然物の中では、最も 高いところに位置するのでは。 街道からこの木を目指せば酒々井 宿場に必ず着く、と言った感じです。 まっすぐ素直に伸びた”高木”です。 これは、太陽が均等に当たったせい かも知れませんね。 |
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酒々井麻賀多神社: (しすい まかたじんじゃ) 酒々井の鎮守。千年以上前に建立 されたと伝わります。 祭神は稚産霊命(わかむすびのみこと)。 安政六(1859)年、江戸で作られた山車 (だし)人形は小野道風。 名人三代目仲秀英(なかしゅうえい)の作。 この境内のケヤキの密度は凄いです。 薄暗く、”木の精”を感じます。 |
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築山:(つきやま) 通称「桜山」。明治天皇巡行の記念碑が 建っています。 大きな木は無いのですが、カシ、シイの 仲間が多いです。 印旛沼、筑波山を眺望できる、名勝地です。 ”風の木々”を感じます |
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木は大好きです。森や林の中に身を置くと、癒(いや)されます。
太い木や高い木からもその生命感からパワーを沢山もらったり、小さい頃のセミを捕ったり、
登ったり、また、祖父から聞いた懐かしい話が想い出され、元気が出て来ます。
酒々井町の中を歩いて、好きな木を探索すると、肉体的にも精神的にも健康で、その郷土の
歴史にも触れることが出来ました。
ここに紹介する木々は、そのほんの一部ですが、半日、歩けばいい空気を充分吸えるコー
ス(勝手に着けたコース名)です。
コースをたどって、写真の木を見つけて下さい。
どれも立派な木でしょ。 2011 六月記
案内文は、酒々井ホームページから一部参考にさせてもらいました。
http://www.town.shisui.chiba.jp/index.htm
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2,南部地区コース(酒造、獅子舞へ): 国道296の総合運動公園から出発して、 酒造、かつての鍛冶屋、農家といった土地を 巡ります。現在開発地区ですが、木を沢山 残して、自然とマッチした処にしてもらいたい です。 総合運動公園:(そうごうこうえん) 総合運動公園でテニス、サッカー、野球、 グランドゴルフ等が出来ます。 芝生広場、 桜並木、池、森 、アスレチック公園もあります。 野鳥や野草が多く見られるので、1年中写真を 撮ったり、トレーニング、散歩には良いところで すね。 ここで1番目に止まるのは、クスノキですね。 クスは樟脳の原料にもなる香りの豊かな木でも あり、彫刻しやすいので、美術木彫、仏像にも 使われましたが、この木も、これから数百年で、 さらに 太い”香りの木”になるでしょう。 |
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飯積伊豆神社:(いいづみ いずじんじゃ) 飯積区の鎮守、火の神、鍛冶の神様である。 祭神は彦火々出見命(ひこほほでみのみこと) 木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと) 誉田別命(ほんだわけのみこと)。 子安神社は安産・子育ての神様として 有名です。 飯積の大杉:(いいづみのおおすぎ) 伊豆神社の境内にある大杉は目通り径4.3m 地元の伝承では樹齢700年(推定樹齢450年)、 ”最大の杉” として昭和46(1971)年に町の 指定文化財 幹周りもありますが、形も旧さを感じます。 よく生きてきたなー、(合掌)。 |
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墨六所神社:(すみ ろくしょじんじゃ) 墨区の鎮守、奥州塩釜神社の神を粟飯原 (あいはら)文二郎という武士がもたらし、 この神を祭ったのが始まり。 祭神は、 天御中主命(あめのみなかぬしのみこと) 伊弉諾命(いざなぎのみこと)、 墨区に伝わる獅子舞は享保19(1734)年、 六所神社新築の奉納が始まり。 演目:「足揃え」・「芝獅子」・「猿獅子」・「剣の舞」。 入り口の高い2本 ”対照の杉の木” がいいですね。 |
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飯沼本家:(いいぬまほんけ) 北総台地、印旛沼も近く、この穀倉地帯に 300年の歴史を誇る蔵元。 綺麗な地下水のおかげで美味しいお酒が 飲めます。 敷地には多くの”みずみずしい木”があり、 落ち着いたたたづまいを残しております。 『飲酒運転厳禁!』 |
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馬橋香取神社:(まばし かとりじんじゃ) 馬橋の鎮守。この地域には珍しい香取神宮 が祀られています。 祭神:経津主命(ふつぬしのみこと)。 五穀豊穣、家内安全、悪疫退散を祈願し、 毎年7月第三土曜日に獅子舞が演舞されます。 演目「芝獅子」・「へいそく」・「猿獅子」・ 「剣の舞」。 古いケヤキの木があり、”傾いた木” も 大切に残されているのが嬉しいです。 |
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3、北部地区コース(成田山へ): 酒々井町の北部は、豊かな田圃と丘陵があり、 湧き水も残っています。 谷津田はヘイケボタルもいます。 成田山参りのコースにもなって街道はさらに 北へと続きます。 JR酒々井駅: 30年前は、無人駅だったJR酒々井駅は、 立派な駅舎に快速が止まるようになって便利に なりました。中央台口は、マーケットが増え、 賑わってますが、東口側は、静かで、夕方 ”木陰”のベンチで人の流れを追う、お年寄りの 姿が多いです。 |
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上岩橋菊賀神社: (かみいわはし きくがじんじゃ) 上岩橋の鎮守。 菊理姫命(くくりひめのみこと)を祀ります。 菊理姫命は縁結び、農業の女神様。 毎年4月の第一日曜日に獅子舞が奉納 される。 演目:「とおし」、「しらは」、「弓くぐり」。 ここは、大きい木は無いのですが、 ”モミジの木”が多く、秋が楽しみです。 |
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上岩橋駒形神社: (かみいわはし こまがたじんじゃ) 上岩橋の上郷地区の鎮守。 稚産霊命(わかむすびのみこと)を主神。 駒形神社は馬や養蚕の神 毎年4月の第一日曜日に獅子舞が奉納。 演目:「とおし」「しらは」、「弓くぐり」。 古く、木の種類も多く、密度があります。 ”野鳥の木” として安心して鳴いていました。 |
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伊篠の松並木跡:(いじののまつなみきあと) 伊篠の松並木とは国道51号線に沿った 旧成田道で、約800mにわたり松並木が存在 していました。 昭和末期にはすべて枯れて しまったそうですが、若い松が何本か見受け られます。現在でも道標・石碑が残り旧成田 道を伝えています。 成田山護摩木山供養碑: (なりたさんごまきやまくようひ) 成田不動尊の護摩を焚くための材木を用 立てるため、信者が寄附した土地を記念した 石碑です。 この碑のそばに、”日陰の木”が 茂ってますが、昔は、ここの松並木の下で、 成田山詣での人が休んだのでしょう。 |
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伊篠浄泉寺:(いじの じょうせんじ) 仏樹山浄泉寺、曹洞宗常陸大雄院末寺。 本尊は十一面観音坐像。 永正六(1495)年、粟飯原右衛門あて 千葉勝胤文書、鋳銅雲板(県指定)、銅造 十一面観音坐像(室町時代、町指定)、 木造正観音立像(室町時代、町指定)など 貴重な文化財が伝わるお寺です。 お寺の裏に地区全体を見おろすかのように ”静観の木”があります。カヤの木だと思いま すが、イチイ科の常緑針葉樹で、古くから願い が叶う木として社寺の境内などで大切にされて いる木です。成長がとても遅いため堅く緻密な 木肌を持っており、将棋盤、彫刻用材としても 珍重されています。 |
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4,名所旧跡コース(歴史探索へ): 私の父も大酒飲みでしたが、孝行息子にはなれま せんでした。それでも、父は、こんな地名の町で 最期となったのは、何かの縁かも知れません。 酒の井の碑:(さけのいのひ) 酒々井の地名の起源。 孝子養老伝説「酒の井」の碑があります。 碑は下総地方に特徴的な室町時代前期の 「供養碑(下総形石板碑)」であり梵字「キリーク (阿弥陀如来)」が彫られています。 井戸から周囲を見回すと高い木が見られ、 落ち着きます。 あの木は、酒々井と共にした ”歴史の木” なんだなー、と思います。 |
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本佐倉城跡:(もとさくらじょうあと) 文明年間(1469〜1486年)に千葉氏の居城 として千葉輔胤(ちばすけたね)によって築城。 以後百余年、本佐倉城(佐倉城)は豊臣秀吉に より千葉氏が滅ぼされるまで、当主九代が居城 し下総の中心として君臨。 重要な文化財として平成10、国史跡に指定。 城山:(しろやま) 本佐倉城で一番重要な場所、城主の私的な 館があった場所。 入り口の門は二重、二ヶ所 の矢倉と土塁に守られた空間に御殿、会所、 台所などが並んでいたほか庭園もあったとされ ています。 当時の木は、無い模様です。大木はありません。 |
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奥ノ山:(おくのやま) 千葉氏の守護神である妙見菩薩を祀る 妙見宮のあった場所。 千葉勝胤(ちばかつたね)の時代、この場所で 元服式、出陣式など多くの儀式が行われた。 印旛沼、田園地帯を望む景色が美しいです。 戦国時代に戻って、敵がここから来たら、 こっちから攻めて・・”空想の世界”が広がります。 |
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根古谷妙見神社:(ねごや みょうけんじんじゃ) 根古谷地区の鎮守、妙見尊は千葉氏の氏神。 祭神:香々背男命(かがせおのみこと)。 木よりも、竹林が多く、昔の空堀がうかがえる。 この杉は、何故か親しみが湧く。 |
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上本佐倉清光寺:(かみもとさくら せいこうじ) 亀澤山清光寺、浄土宗智恩院末寺。 本尊は善光寺式三尊仏で正安二(1300)年の 紀年銘が刻まれています。 この境内にある”銀杏の木”(イチョウ )は、 立派です。国道296号を走っているとすぐに 解る木です。 |
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