ホームページ 隠された歴史 アメリカインディアン

     

 我々がインディアンのことについて、どの程度知っているかは実に疑問です。アメリカの原住民インディアンの部族は、数百にも上るといわれています。西部劇に出てくるインディアンと言えば、アバッチやコマンチですが、もうちょっと詳しくみてみれば、西部を我が物顔に暴れまわっていたのはスー族ですし、いま、アメリカ51番目の州とも言われるナバホ族、その他、シャイアン、なども、我々にはなじみの深い部族です。実際には、 一口にインディアンと言っても、右の図に示されるように、アメリカ全土にわたって、様々な部族がいるし、ここが、西洋人が入ってくるまえに、彼らが先祖代々住んでいた土地であることが分かります。興味は、この原住民たちが何故今のような形になったかです。

その出発点は、19世紀初頭のアメリカによるルイジアナ買収により、独立したばかりのアメリカがフランスからミシシッピー以西の広大な土地を買収したことにより始まるのではなかろうか。極秘裏にここを買収した第三代大統領は、この土地を統治するために、軍隊を送らず、まず、土地の調査隊と称して、数十人程度の探検隊を組織し、この土地の調査とインディアンの懐柔、そして、ミズーリ川を遡り、太平洋に抜ける、やがては通商路となるルートの探索を命じたのです。この探検隊とインディアンの遭遇が、合衆国における西洋人のインディアンとの初めての出会いだったのです。そして、この探検隊の記録が、いま、アメリカの見識者たちに取って尤も魅力と言われている「Lewis & Clarkの探検」なのです。

ここでは、おもに大平原のインディアと呼ばれている部族についての、彼らの生活習慣、、しきたり、伝統、宗教などに関して記述されたものを紹介します。かなり古い著書ではありますが、いずれも日本語に訳してみました。

オマハ族 大平原のインディアン Plain Indian

北アメリカ原住民     

The Omaha Tirbe I & II Daily Life in a Plains Indian VIllage 1868 Indians of the Plains North American Indians
Alice C. Fletcher & Francis La Fleshcche Michael Bad Hand Terry Robert H. Lowie Herman J. Viola
オマハ族の生活習慣を通して、インディアン全体の文化、伝統、風習などを整理している。 モンタナ州の北シャイアン族の家族の日常生活を紹介 ミシシッピー川とロッキー山脈にはされまた地域のインディアンを対象に、彼らの文化、組織、そして、宗教などについて言及 北極のイヌイット族から、南西部のズニ族まで、北アメリカ原住民の生活様式を紹介