我々がインディアンのことについて、どの程度知っているかは実に疑問です。アメリカの原住民インディアンの部族は、数百にも上るといわれています。西部劇に出てくるインディアンと言えば、アバッチやコマンチですが、もうちょっと詳しくみてみれば、西部を我が物顔に暴れまわっていたのはスー族ですし、いま、アメリカ51番目の州とも言われるナバホ族、その他、シャイアン、なども、我々にはなじみの深い部族です。実際には、 一口にインディアンと言っても、右の図に示されるように、アメリカ全土にわたって、様々な部族がいるし、ここが、西洋人が入ってくるまえに、彼らが先祖代々住んでいた土地であることが分かります。興味は、この原住民たちが何故今のような形になったかです。
ここでは、おもに大平原のインディアと呼ばれている部族についての、彼らの生活習慣、、しきたり、伝統、宗教などに関して記述されたものを紹介します。かなり古い著書ではありますが、いずれも日本語に訳してみました。
オマハ族 | 大平原のインディアン | Plain Indian | |
The Omaha Tirbe I & II | Daily Life in a Plains Indian VIllage 1868 | Indians of the Plains | North American Indians |
Alice C. Fletcher & Francis La Fleshcche | Michael Bad Hand Terry | Robert H. Lowie | Herman J. Viola |
オマハ族の生活習慣を通して、インディアン全体の文化、伝統、風習などを整理している。 | モンタナ州の北シャイアン族の家族の日常生活を紹介 | ミシシッピー川とロッキー山脈にはされまた地域のインディアンを対象に、彼らの文化、組織、そして、宗教などについて言及 | 北極のイヌイット族から、南西部のズニ族まで、北アメリカ原住民の生活様式を紹介 |