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              釣に使いやすいボートと 船舶機器

釣りには どんなボートでも使えます。ただ 釣り物と釣り場、天候などで それぞれ一長一短があります。

 

エンジン付きゴムボート、カートップボート

     小型の船外機を付けた ゴムボートや 自動車の屋根に載せて運搬できるカートップボートは、なんといっても

    手軽に移動出來 どこでも釣りに出れる点が圧倒的に優れています。

    天気が良く 並みの穏やかな場合は 他のボートにまねの出来ない長所が有ります。

     小型で軽量ですから 波には弱いので、陸から 2−3キロの範囲で楽しむべきものでしょう。

     船外機全体を跳ね上げる事が出来るため、浅瀬でも気にせずに使えます。  

15フィート程度以下クラスの小型船

     釣り用にもっとも利用者の多いタイプです。

     運転席を覆う屋根の無い いわゆるモーターボートスタイルのランナバウトタイプや小型漁船のような

     和船タイプが一般的ですが、船首部分の下に カディと称する荷物スペースの有るタイプもあります。

     大半が船外機を使っていますので、スクリュウに何か巻きついても 除去が簡単です。 

16フィート〜20フィートクラスのフィッシングボート 

     小型ボートのなかで もっとも利用者の多いタイプです。

     船外機タイプが多く、運転席が屋根に覆われていないオープンタイプ、和船タイプとセンターコンソールの

     付いたものとハードトップの付いたものもあります。

     船体前部の下側に 簡単な就寝スペースと トイレスペースを設置したものも多くなります。

     このクラスになると それなりの耐候性と波風への対応力がありますから、釣り場はずっと広がります。

21フィート〜25フィートクラスのフィッシングボート 

     小型ボートのなかで いわゆるクルーザーに近い雰囲気が出てくるクラスです。

     船外機タイプとアウトドライブタイプの両方が多く、運転席は屋根に覆われたキャビンタイプが大半です。

     当然 雨風に対応でき 日本の気候では 出航回数の制限が少なくなります。船体前部の下側に

     就寝スペースと トイレ室を設置したものが多くなります。このクラスは 耐候性と波風にだいぶ強くなり、

     岸から かなり離れた釣り場にもずっと楽に行けます。操縦席の周りを歩いて通れるウォークアラウンドタイプ

     であれば、釣り座も いろいろ選べ釣りの幅も広がります。

26フィート〜35フィートクラスのクルーザー 

     クルーザー的な雰囲気の強いタイプと もっぱら釣に目的をしぼったフィッシングクルーザーが有ります。

     大型船外機の2機架けもありますが、エンジンを船体内に設置した アウトドライブかシャフトドライブが増えて

     きます。船体重量も増え 安定感が出てきます。燃料消費量も大幅に増加するため 大型船ほど 燃料の

     軽油が安く燃費の良いディーゼルエンジンが大半になります。 

     キャビンの上に運転席を設置した いわゆるフライングブリッジの付いたタイプも有りますが、横風の影響を

     受けて流されやすいため、外洋に出てカジキマグロなどをトローリングするような釣り用には向いていますが

     底釣りなどには、あまり向いているとは言えません。

 

エンジンのセッティング 

エンジンとスクリュー(プロペラ)の付け方によって 大きく3種類に分けられます。 

      1 船外機(アウトボードモーター)

      2 インアウトドライブ

      3 インボードシャフトドライブ  

船外機タイプ 

     小型のモーターボートによく見られる構造で、船体の後ろに エンジンとスクリューが一体化した 船外機

     ユニットを取り付けます。軽量で回転数も上げやすく 船外機全体を跳ね上げる事が出来るため、

     浅瀬でも利用でき、スクリュウに何か巻きついても 除去が簡単です。  

インアウトドライブ 

     エンジンは船体内に配置し 跳ね上げ可能なスクリュー部分を船体外に設置します。

      エンジン部分が船体内に有るため 大型のエンジンも設置出來、ドライブが分離しているため、

     船外機同様 トラブルに対処しやすい利点があります。  

インボードシャフトドライブ 

     大型の船舶と同様の構造で 船体内にエンジンを設置し。エンジンと接続したシャフトでスクリューを

     回転させます。機構がシンプルなため 故障も少なく、船体中央部に重量の有るエンジンを搭載するため

     安定感が有り、どのような大型船でも利用出来ます。  

パワーボートの船としての性能や 性格は このエンジンとドライブの設置状態で、まず決定されます。

次に エンジンの形式が 大きな問題です

2サイクルガソリンエンジン 

     小型の船外機によく利用されています。

     機構が簡単で 安価であり、小馬力 高回転のものが多くみられます。 

4サイクルガソリンエンジン 

     従来 インアウトドライブに利用されていましたが 最近 大型の船外機にも使用されています。

     機構は少し複雑ですが、運転音が静かで 燃費が良くガソリンに潤滑油を混ぜる必要が有りません。  

ディーゼルエンジン 

     プレジャーボートに限らず 大型船舶はすべて このタイプです。 

     軽油を使うため 燃料代が安く、ディーゼルエンジンの特質として燃費が良いためにモーターボートの

     世界でも大型クルーザーに利用されます。

     またディーゼルは いったんエンジンがかかってしまえば、ガソリンエンジンのような発火装置は必要無い

     ため 電気系統のトラブルが きわめて少ない特徴を持っています。 

     最近では 小型の船外機タイプも利用され始めています。 

船釣りに欲しい電子艤装は GPSと魚探とレーダー

   

GPS

 

    最近 カーナビが普及しましたが もともと 船や航空機のGPS用に開発されたものが、自動車用 に

 

    変化したものです。原理は全く同じで 米国が軍事用に開発した 衛星を利用した位置測定システムです。

 

    ただし 船用のGPSは 車用のものとは 以下の点で異なっています。

 

       地図範囲   船専用ですから 陸上の地名その他は ランドマーク(目標)として必要な 最低限の

 

                地名などしか載っていません。

 

                変わりに 水深や海に浮かんでいる航路標識などが見えます。

 

       位置記憶   船の航路記憶や 魚の釣れたポイントなどの記録機能が充実して います。

 

                また位置情報も 東経XX度  北緯XX度 といった表示が基準です

 

 

魚探(魚群探知機 )

 

    超音波を発生し 海底に向かって発射して 反射して帰ってきた超音波によって 画面上に水面下の状態を

 

    表示します。一般に 海底部分が はっきりした赤で表示され、その倍の水深に 二重反射した海底の虚像が

 

    薄く表示されます。

 

    魚に当たって反射された像は 赤色で表示され その大きさと形、水深によって魚の種類が有る程度推測

 

    できます。船に設置した発信機からまっすぐ海底を探査しますので 現在の真下の情況は 画面右端部分に

 

    なっており 画面の中央部は 過去に通過した海底部分を表示して いるのですが,誤解しやすいものです。

 

レーダー

 

    これまた もともと軍事用に開発されたものです。

 

    回転するアンテナから超短波の無線を発信し、反射された電波を受信して陸地や他の船舶の 大きさと距離・

 

    方向がしめされます。従来は小型レーダー専用の免許が必要だったり、比較的高価だったため

 

    プレジャーボートなどでは クルーザークラスしか利用されていませんでした。