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「雲の形」「無期限の鏡」～由佳
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詩ﾍﾟｰｼﾞ：「雲の形」
、「無期限の鏡」 |
| 作者サイト：こさじ、はんぶん（閉鎖） |
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これほど飾り気のない言葉使いの詩というものを、少なくとも僕は他に知らない。
それなのに、どうして、陳腐な表現に落ちてしまわないのか、不思議である。繊細であるとも言い難いし、明確な主張があるようにも思えない。
ましてや、新たな表現方法への挑戦といったことも感じられない。 思うに、この作者の詩には、ほとんど例外なくどれも、あたかも親しい人に語りかけるような可憐な雰囲気があって、 まるで読者の隣から語りかけられているような錯覚に陥ってしまい、気がつくと強く惹きつけられてしまっている、ということなのだろう。 とにかく、可憐、としか言いようがない。だから私は、これらの詩に「恋して」しまう。 また同時に、これらの詩を読んでいくと、僕自身を含め、いかに「自分本位」の詩を書いてしまっていることか――― と、改めて思う。 2005/8/14 |