ボールの分配
光子や$\pi$中間子は、それぞれが粒子として全く同等で、別個の粒子として識別できません。
すなわち同じ状態をいくつでもとれます。
これらの粒子はボソンと呼ばれており、ボース・アインシュタイン統計に従います。
一方
電子、中性子、陽子など多くの粒子は、1つの状態に入ることができる粒子はただ1つだけで、
これをパウリの排他律といいます。
これらの粒子はフェルミオンと呼ばれており、フェルミ・ディラック統計に従います。
専門的な内容は量子力学の本を読んでいただくことにして、ここでは
$\hspace{1em} m個のボールをn個の箱に入れるとき、どの箱にも少なくとも1個のボールが入る確率を、$
$ボールと箱を区別する・しないの4通りの場合について考えてみましょう。$
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