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メイン用電圧が約6V、バッテリー用電圧が約16Vであって、明らかにACアダプター不良であることが分かりました。
友人と2人でACアダプターを分解し、中身を調べてみることにしました。
外側から色々と調べて見ましたが、簡単にあくような構造にはなっていないようで、結局破壊しながらの分解とすることにしました。 上と下のケースが合わさっている部分で接着されているようなので、この部分を切ることで上下に分解することにしました。 但し、中に電源が入っているため、ドリルの先端で削るような形で切断を試みました。 右上図が分解したケースです。 右下図がケース上部の側面です。 ドリルで削ったあとが分かるかと思います。 |
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右図がACアダプターを分解した中身です。 このACアダプターはメイン電源用とバッテリー充電用の2種類の電源を持っています。 電源としては、ほぼ完全に分離した2つの電源が入っており、図の上側がバッテリー用電源、下側がメイン用電源になっています。 ACの入力から途中までは共通です。(図左部分)、出力は右側です。 この電源はかなり密集した構造になっていて、基板が4枚立っており、裏面はチップ部品がついています。 |
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電源の出力部分です。図左にみえるのは、出力用のケーブルです。 真ん中で白く見えるのはトランスです。 |
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これは、電源の裏面です。 チップ部品が付いています。(写真では調整用の部品がついていますが、実際にはありません。)
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現在、まだ修理中です。 修理ができ次第、報告致します。(すいません!) また、バッテリー用の回路を生かしてメイン用にすることも検討中です。 |
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余談ではありますが、私は右図のようなDC/DC電源を購入してPowerBook520Cの電源として使用しています。 これは、出力としてはACアダプターと全く同じですが、入力がAC100Vではなく、DC12Vになっています。 要するに車載用です。(価格は4,800円でした。) 逆に、このDC/DCアダプターDCに12Vを入れてあげれば、家庭でも使用可能です。 私はAC/DC電源(AC100V−DC15V出力)を入手しまして、接続して使用しております。 AC/DC電源は50W〜100Wのスイッチング電源(DC12か15V出力)で十分です。(秋葉原で数千円で売っています。) 新品のACアダプターが2万円ですから、それよりも十分安いと思います。 ACアダプターが壊れてしまった方、一度ご検討してみては如何でしょうか。 ちなみに、入手したお店は、新宿の「Power Yu」です。 (PowerBook100用もありました。) |
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参考資料 アップルコンピューターHP(英語):Apple Support 様々なテクニカルレポートがあります。 一度覗いてみると結構ためになりますよ。
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PowerBook500 ACadapter Pin Location ここには、コネクタのロケーション、電圧が書かれ ています。 ここには、電源の定格電流、電圧などが書かれ ています。 ここにはPowerBook100、500〜のバッテリー、 アダプターの型名、内容が書かれています。 |