ホームページ 隠された歴史 走りまくりアメリカ 

宇留巣 健太の

 アメリカに最初に滞在したのは、インディアン州でした。ここは、ミシシッピー川にあるセントルイスまで、数時間で行くことのできる場所ですが、まだアメリカでも東に属する地域です。ジョンソン大統領は、そのセントルイスのゲートウェイというアーチの記念塔をつくり、ここから西を眺めて、「ここからフロンティアだ」と言ったという話があります。セントルイスからミズーリ川をさかのぼり、車で一日行くと、カンザス、ネブラスカにつきます。ここには、アメリカの臍と言われる地があり、ワシントンDCのある東の海岸に行くにも、また、カリフォルニアの西の海岸に行くにも、2,000Km、そして、北のカナダとの国境に行くにも、また、南のメキシコ湾に行くにも、1,500Kmあります。まさに陸の孤島と言われる土地です。ネブラスカのオマハには、公にされていませんが、秘密の大統領府があるそうです。何かことがあれば、ここがどこの海岸からも一番遠いところというのが理由だそうです。ここには、立派な空軍基地があります。なぜだかわかるような気がします。

 そのアメリカの真ん中にいたのですが、ここからはアメリカのどこに行くにも、一番良い場所と言えば、まさに、その通りです。フロンティア、すなわち「辺境の地」とは言っても、ここは西部劇の舞台になったところです。ワイアットアープ、ドぐ・ホリディー、ビリー・ザ・キッド、バッファロー・ビル、果ては、ジェシー・ジェームスの活躍した土地もすぐ近く(といっても、1000kmくらいは走らなくてはなりませんがね。)にあります。ジョンウェインの生まれた家、ララミー牧場だってすぐ知覚です。我々の世代の人間からすれば、まさに壮大な自然のなかでの夢のような体験ができるのです。

そのアメリカで、この土地を知るためにいろいろと体験してきました。それまで知ることがありませんでしたが、アメリカの発展の歴史が、このネブラスカを機転にして、たくさんの出来事があることを知りました。

 ルイジアナ買収

 ルイスとクラークによる探検

 アメリカインディアンの悲哀の歴史

 ゴールドラッシュ

 アメリカ西部の開拓使

 アメリカ経済を支える仕組み

 アメリカ人と言われる人の価値観

 多民族国家の多様性

など、そこには、興味の尽きない、異文化の世界がありました。

 

60歳を過ぎてからの経験でしたが、とても新鮮で、興味の尽きない話ばかりでした。こうした経験が、国際的な感覚を身につけさせてくれるのではないか、自然にめぐまれ、温暖な気候で、厳しさも知らず、そして、今の世界が当たり前だと感じている若い人にも是非、こんな体験をしてほしいものだと思いますが、いかがなものでしょうか。

 

 

ナショナルパークの歩き方 アメリカのナショナルパークは、自然を対象にした探究の現場です。地学、生物学、植物学など様々な専門家がここで学術的な研究をしています。そんなナショナルパークで感じたことを紹介します。  
アメリカ発見 アメリカをドライブしながら、撮りまくった写真。たくさんの写真の中から、テーマをみつけて、まとめてみました。こうしてみると、そこにアメリカ人の考えていること背景がなんとなく見えてくるような気がします。

さてあなたはどんな印象をもたれるのでしょうか?