和家具とは

「和家具」とは、日本の伝統的な家具のことを指します。和家具は日本の文化や歴史、美意識を反映したものであり、その製作には、木材の選定、加工技術、装飾技法など、多くの技術が必要です。機能性と美しさを兼ね備えたものが多く、日本の家屋に合わせたサイズや形状が特徴的です。また、自然素材を使用しているため、環境にも優しいとされています。

和家具は古代から現代までに多くの種類が存在します。代表的なものとして、座卓、棚、座椅子、ちゃぶ台、屏風、衝立、箪笥、仏壇などがあります。これらの家具は、日本の文学や映画、漫画などにも登場することがあり、日本文化の一部として親しまれています。

和家具の歴史は古代から始まり、奈良時代には中国から伝わった仏教文化の影響を受け、仏壇や仏具などが作られるようになりました。平安時代には、貴族の生活に合わせた家具が作られ、鎌倉時代には武士の生活に合わせた家具が作られるようになりました。江戸時代には庶民の生活に合わせた家具が作られ、多くの種類の和家具が生まれました。

和家具はその美しさや機能性から、海外でも高く評価されています。和家具は日本の伝統文化を守り、未来に伝える大切なものです。

[余談:和家具と工房陽]
「和家具」小泉和子著の本に出会い、自分の造りたかったものに気付かされました。金物と木は合わないという富山国際職藝学院の棟梁の教えがあり、当工房ではできるだけ金物を使用しないで、製作をしております。