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読んでみない?
司書の発行している『としょラウンジだより』に掲載した本の紹介が読めます。
2010年11月号 |
10月27日から11月9日は読書週間。今号では本をテーマにした本を紹介します。 |
●本のれきし5000年(たくさんのふしぎ傑作集) 辻村益朗 作 福音館書店 「本はなにでできている?」と聞かれたら,「紙」と答える人が多いでしょう。でも 紙が発明されたのは, 約2000年くらい前のこと。それより古い時代の本は,何で作られていたと思いますか? 最も古い本は,なんと粘土で作られているのです。この『本のれきし5000年』では粘土の他(ほか)にも,変わった材料で作られた昔の本が登場します。大きな葉っぱの本,なんていうのもありますよ。 さて5000年後の未来,本はどんな形になっているかしら? なんて考えてみたくなりますね。 ⇒書名50音順目次へ ●きんぎょ ユ テウン著 木坂 涼 翻訳 セーラー出版 昔の本の次は,古い図書館のお話を紹介しましょう。 ジェジェのおじいちゃんがはたらいている図書館は,森の奥にあって,古い本でいっぱいです。ある夕ぐれ時,おじいちゃんといっしょに,その図書館に行ったジェジェにふしぎなことがおこります。金魚鉢(きんぎょばち)にいたはずの金魚がいなくなり,その金魚をさがすうちに…。 文字のないページもあります。ジェジェといっしょに,本の世界を探検するつもりで,いろんな想像(そうぞう)をしながら読んでみましょう。 ⇒書名50音順目次へ ●はてしない物語 ミヒャエル・エンデ著 上田 真而子, 佐藤 真理子 訳 岩波書店 『はてしない物語』は,『ネバーエンディングストーリー』のタイトルで映画にもなった,ドイツの名作ファンタジーです。 10歳のバスチアンはいじめられっ子。ある雨の日,いじめっ子に追われて逃げこんだ古本屋(ふるほんや)で一さつの本に出会います。あかがね色の絹張(きぬば)りのその本の表紙には,二ひきの蛇(へび)がそれぞれ相手の尾を咬(か)んで楕円(だえん)につながっている模様(もよう)が浮き出ており,楕円の中に‘はてしない物語’と題名が記さてれいました。(ラウンジで実物を見るとわかりますが,実際(じっさい)の本の表紙も,物語に出てくる本そっくりに,つくられています。だいぶ古くなってきましたので大事に扱ってくださいね。) バスチアンは,その本に書かれていたファンタージェンというふしぎな国の物語を夢中(むちゅう)で読み始めます。私たちが読む本では,読んでいるバスチアンの様子は赤い文字,読まれているファンタージェンの物語は緑(みどり)の文字で印刷されています。どうやらファンタージェン国では大変なことが起きているようです。私たちもバスチアンといっしょに読んでみましょう。 ⇒書名50音順目次へ |