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読んでみない?
司書の発行している『としょラウンジだより』に掲載した本の紹介が読めます。
2010年10月号 |
9月22日は十五夜でした。お月見をしましたか? 十五夜にお月見をする風習は,奈良〜平安時代に中国から伝わったといわれていますが,日本では,もう1回お月見をする風習(ふうしゅう)があり,2回目は十三夜(じゅうさんや)と呼ばれます。今年の十三夜は10月20日です。 お月見のお供えといえば,おだんごやススキを思いうかべますが,このほかに,十五夜にはサトイモやサツマイモ,十三夜には栗(くり)を供えることもあり,十五夜は「芋名月(いもめいげつ)」,十三夜は「栗名月(くりめいげつ)」の別名があります。 |
●お月さまってどんなあじ? ミヒャエル・グレイニェク絵と文 いずみちほこ訳
セーラー出版 まんまるお月さまを,たべてみたら,どんなあじが するのでしょう? ふわふわホットケーキのあじ? あまい おまんじゅうのあじ? それとも,しおの きいた ポテトチップスのあじ? ある日のこと,小さなカメが,お月さまを かじってみようと,たかい山の てっぺんまで,のぼってみましたが,お月さまに手が とどきません。そこで,ゾウをよびました。ゾウがカメにのって,ながい はなをのばすと,なんとまあ お月さまは,ひょいっと上へ にげてしまいました。そこでゾウはキリンをよんで…。 カメさんたち,はたして,お月さまを かじることが できるのでしょうか? いったい,どんな あじなのでしょう? ⇒書名50音順目次へ ●神出鬼没!月夜にドッキリ(宇宙スパイウサギ大作戦4)岡田貴久子 作 ミヤハラヨウコ絵 「ピンクのぬいぐるみのウサギスーツ」を着用(ちゃくよう)して,地球侵略(ちきゅうしんりゃく)のためのスパイ活動(かつどう)をする,ちょっとまぬけな宇宙人(うちゅうじん)「宇宙スパイうさぎ」シリーズの4作目。 地球(ちきゅう)でのアジトを手に入れたウサギは,となりの家に住む女の子ハルを手下(てした)にして,任務(にんむ)に励(はげ)んでいる,はずなのですが…。どうやら,ハルのお家(うち)で,のんきに月見だんごを作っているようですよ。その,おだんご作りに使った杵(きね)が,なにやら事件(じけん)を引き起こしそうな気配(けはい)ですが…。 ⇒書名50音順目次へ ●月のきほん MOON GUIDE 白尾元理 著 誠文堂新光社 月は地球(ちきゅう)の一番近くにある天体(てんたい)で,その地球に住む私たちにとっても,親(した)しみ深い天体です。けれど,月のことをよく知っているかというと…どうもそうではないようです。たとえば,今日の月はいつどこに見えるのか,どんな形をしているのか,すぐに言える人は少ないですね。(私も, 言えない人の一人です) 身近(みぢか)に感(かん)じているのに,実は意外(いがい)と知らない月のことを,イラストをたくさん使ってわかりやすく教えてくれるのがこの本です。 月の満(み)ち欠(か)けはどうして起こるの? 上弦(じょうげん)の月(つき)って何?など,月について疑問(ぎもん)に思ったら,この本を開いてみましょう。 ⇒書名50音順目次へ ●竹取物語 伊勢物語(21世紀によむ日本の古典3) 倉本由布〔訳〕 狩野富貴子 絵 ポプラ社 『竹取物語(たけとりものがたり)』は,皆さんよくごぞんじの『かぐや姫(ひめ)』のお話です。作者ははっきりしていませんが,千年以上前に書かれたもので,日本で最も古い物語といわれています。ところで,「皆さんよくごぞんじ」と書きましたが,『かぐや姫』のストーリーを本当に知っていますか? 「おじいさんが光る竹を切ると,竹の中に女の子がいた」「成長したかぐや姫は十五夜の晩に月に帰った」という,始めと終わりを知っているだけでは? 実はこの始まりと終わりの間に,長い面白い物語があるのですが,案外忘れられがちです。え?どんな物語かって? それを, この本で,じっくり味わってください。 ⇒書名50音順目次へ |