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司書の発行している『としょラウンジだより』に掲載した本の紹介が読めます。

2010年6月号
ゆうれい,おばけ,かいぶつなどが出てくる話は,いつも人気があります。
おなじみの『怪談レストラン』や『平成うわさの怪談』以外にもたくさんありますよ。読んでみてね。

めっきらもっきらどおんどん 
 長谷川 摂子 作 ふりや なな 絵
 福音館書店

 あそびあいてを さがして,じんじゃに やってきた かんたくん。でも,だれにも あえません。
 つまらないので おおきなこえで,めちゃくちゃな うたを うたいます
「ちんぷく まんぷく あっぺらこの きんぴらこ じょんがら ぴこたこ めっきら もっきらどおん どん」
 すると おおきな木の ねもとの あなから 声(こえ)がきこえてきましたよ。のぞいてみると…。
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かいぶつぞろぞろ−絵にみるたし算のいきもの
 辻村益朗 構成・文
 福音館書店

 「たし算のいきもの」って? かいぶつが算数するのかな?いえいえそうではありません。この絵本にとうじょうするのは,古い絵(え)や本の中に描(えが)かれた,「たし算で できあがった」かいぶつたち。
 「山海経(さんかいきょう)」という中国の古い本に登場する,足のはえた魚「ユウギョ」や,ギリシアのつぼに描かれた,女のひとの頭に鳥のからだをもつ「セイレーン」など,ふしぎないきものが,ぞろぞろ出てきます。たし算の結果(けっか),へんてこりんで間(ま)のぬけた姿になったかいぶつもいれば,おそろしい姿になったものも,美しい姿になったものもいます。
 さて,シカのつの+馬の頭+トラのてのひら+タカのつめ+魚のうろこ+ヘビの尾(お)= いったい何だと思いますか? こたえは…この本でたしかめてみてね。
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耳なし芳一 
小泉八雲 作 さいとうよしみ 絵 舟木 裕 訳 
小学館

  小泉八雲(こいずみやくも)の短編集(たんぺんしゅう)『怪談』に収められた「耳なし芳一(ほういち)のはなし」を絵本にしたもの。盲目(もうもく)の琵琶法師(びわほうし)・芳一 をめぐる物語。
芳一は,琵琶(びわ)を弾(ひ)きながら『平家物語(へいけものがたり)』を語る名手。中でも「壇ノ浦(だんのうら)の段(だん)」(壇ノ浦という場所で戦いに敗れた平家軍の悲しいお話)を得意(とくい)としていました。ある晩のこと,芳一のところへ武士が訪ねてきます。実はこの武士は…。
 著者・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は,アイルランド人の父とギリシア人の母の間に生まれました。アメリカで記者として働いたのち,明治23年来日。日本が大好きになり,日本人女性と結婚,54歳で亡くなるまで日本で暮らしました。奥さんに聞いた日本の伝説,幽霊話などをまとめて,英語で出版したのが『怪談』です。日本語に翻訳(ほんやく)され,日本でも親しまれてきました。小泉八雲の作品をもっと読んでみたい人は,ラウンジの『怪談』(ポプラポケット文庫)や『雪女 夏の日の夢』(岩波少年文庫)をどうぞ。英語から日本語に翻訳された本ですから,分類番号は933です。
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