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読んでみない?
司書の発行している『としょラウンジだより』に掲載した本の紹介が読めます。
2010年2月号
●銀のうでわ 中国の民話 君島久子 文 小野かおる 絵 岩波書店 2010年2月1日、染井野小では、中国・重慶市の巴蜀小学校からたくさんのお客様をお迎(むか)えしました。この時、ラウンジでは,中国にまつわる本を展示しましたが,これはその中の一冊。 主人公は,いじわるな継母(ままはは)とその娘(むすめ)に毎日こき使われているアーツ。あるまつりの夜のこと,継母たちは,とてもできそうにない用事をアーツにいいつけて,着飾(きかざ)って出かけてしまいました。困(こま)っているアーツの前にあらわれたのは…. あれ?どこかで聞いたような話…。そう,このお話は,中国版(ちゅうごくばん)シンデレラなのです。シンデレラに似た民話は,世界中にたくさんあるのですが(日本にもあるんですよ),その中でもっとも古いといわれているのが,中国のお話です。さて,アーツの前にあらわれたのは,魔法使(まほうつか)いのおばあさんでしょうか?それとも…。 ⇒書名50音順目次へ ●チリメンモンスターをさがせ! 日下部 敬之・きしわだ自然資料館・きしわだ自然友の会 監修 偕成社 チリメンモンスター,略(りゃく)してチリモン,を知っていますか? きしわだ自然資料館(しぜんしりょうかん)というところでは,チリメンジャコ(ごはんにかけて食べるとおいしいですよね。じつは,いわしのあかちゃんです。)に混(ま)じっている小さな生き物のことを,こう名づけ,チリメンジャコの中からチリモンたちを探(さが)し出して調(しら)べるイベントを行っているのだそうです。 この本は,チリメンジャコにかくれたチリモンを探(さが)すゲームをたのしみながら,チリモンのヒミツについて知ることができる本。 さあキミも,チリモンマスターをめざせ! ⇒書名50音順目次へ ●獣の奏者 3 探求編 上橋菜穂子 著 講談社 NHKアニメで見た人も多いでしょうか。 本のほうは2006年に1,2巻が,2009年夏に3,4巻が出版されました。 「リョザ神王国(しんのうこく)」を舞台(ぶたい)とするこの物語(ものがたり)には「闘蛇(とうだ)」と「王獣(おうじゅう)」と呼(よ)ばれる,2種類(しゅるい)の不思議(ふしぎ)な生き物が登場(とうじょう)します。闘蛇は,水中に棲息(せいそく)する巨大(きょだい)なとかげのような生き物。獰猛(どうもう)な性格で,訓練(くんれん)されて戦闘(せんとう)に用いられます。王獣は,狼(おおかみ)とワシが一体になったような姿(すがた)の,巨大(きょだい)で強暴(きょうぼう)で気高(けだか)い生き物。王家(おうけ)の象徴(しょうちょう)とされ,人には決して馴(な)れない,馴(な)らしてはいけないとされています。 この2種類の生き物をめぐる掟(おきて)に秘(ひ)められた,リョザ神王国開祖(かいそ)の謎(なぞ)。3・4巻では,いよいよその謎が明らかにされます。2巻から11年後という設定(せってい)で始まるこの3巻で,獣(けもの)の奏者(そうじゃ)・エリンは、王獣リランとともに,母となって登場します。 ⇒書名50音順目次へ |