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CanterburyからHeathrow空港を経てLondon

・London市内

・Heathrow空港からCopenhagenを経て成田 

・英国情報・雑感

11月5日(日)晴後雨
CanterburyからHeathrow空港を経てLondon市内 (117 Km) 英国滞在14日目。
通算走行距離 (2700Km)
部屋の窓のカーテン越しに差し込む明かりで目が覚め、カーテンを開けるとドーバー海峡の水平線があかね色に染まり、今まさに、太陽が昇る瞬間。太陽が少しずつ顔を出し、空が金色に輝く。ドーバー海峡でご来光を拝む事ができるなどとは想像もしていなかった。すばらしい。窓辺に椅子を引き寄せ暫しこの荘厳な自然の演出に感動し釘付けになる。
すっかりお馴染みになったFull English Breakfastをしっかり取り車に荷物を積み込み9時に出発。ドーバー城を右に見てA2号線を辿る。日曜の為か走る車の数が少ない。

Canterbury
1時間ほどのドライブでCanterburyの町に入る。旧市街はCanterbury大聖堂を中心に城壁で囲まれ駐車場はその外側にある。車を降り徒歩で、Canterbury東駅から城壁の上の遊歩道を辿り旧市街をぐるり半周する。城壁が途切れた所から市街に入り、大聖堂に向かう。この町も古くはローマ時代に築かれた要塞で中世に至るまで数々の歴史をここに残している。大聖堂は英国国教の総本山で、その堂々たるゴシック建築は町のどこからでも見える。
今日は日曜で午前中は礼拝の為で大聖堂内に一般の立ち入りはできないとのことで外側を一周。外壁の砂岩はかなり風化して崩れているが当時の面影は十分現在に伝えている。町は大聖堂に礼拝に来る巡礼者を相手にした商売で栄えた「門前街」といったところ。
細いジグザグした道を行くと14世紀にジェフリーチョーサーが書いた「カンタベリー物語」を蝋人形で再現した見せ物小屋がある。ここでは日本語のテ−プレコ−ダ−が貸し出され、これを首に掛け説明を聴く。巡礼者がカンタベリーまで行く道すがら、退屈しのぎにお互いに競い合い色々な話を物語調に纏めたもの。小屋の演出も凝っていて、当時を模したリアルな人形、光、音、匂いで面白い。


Chilham
カンタベリーの町からロンドンに至るM20号線に入る途中にChilhamという小さな村がある。村は広場を中心に古びた教会、木骨組のパブ、商店、レストランが建ちひっそりと静まりかえっている。パブ、「白馬亭」が良いと聞いていたので中に入ると、中は薄暗く、10人程度の男達が昼から酒を飲み、雰囲気があまり良くないので止め 「Capper Kettle」という別のレストランで暖かいスープとパンで昼食を取った。
ここはこじんまりとした田舎の食堂で家族が切り盛りしている。土地の人達がお昼を取りにここに集まっていた。外に出ると雲行きが怪しい。気温が下がり、いつ雨が降り始めてもおかしくない。朝はあんなに良い天気だったのに。

Heathrow空港へ
M20号線に入る頃本格的な雨になった。予定の「Lees城」等は割愛し一路Heathrow空港に向かう。そこで車を5時までに返却しなければならない。M20からM26、M25と進み、大混雑のHeathrow空港に入り、Hertzの車返却場所に車を置き、係員から車返却時のチェックを受け、返却確認の書類を受ける。
検査はいとも簡単、検査員が車をぐるり一巡してOK!もっとも土砂降りの雨で、保険も100%補償の完全装備なので何も問題なし。ただ、返却時にガソリンは空で返却する事になっていたが途中寄り道せずに返却したので、80%以上のガソリンが残っていた。
これで約2700Kmのドライブ旅行が無事終了した。Heathrow空港から今夜の宿Knights bridge Green HotelにはTerminal 3からAirbusA1は出ないので仕方がなくAirbus A2で途中まで行き、その後ホテルまでTaxiで行くことにした。
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11月6日(月)雨  英国滞在15日目
London市内
ロンドン第一日目の朝は雨。昨夜からの雨が今も降り続いている。このホテルにはダイニングルームがなく、ルームサービスの朝食を部屋で取る。高級B&Bというところか。リラックスした服装で朝食がとれるからこのほうが気楽。今日は雨のため市内見学を止め、大英博物館、シャーロック ホームズ、マダム・タッソーの蝋人形館などあまり外をびしゃびしゃ歩かない所に行くことにした。

ホテルから最寄りの地下鉄の駅、Knightsbridgeの直ぐ横にある世界的に有名な百貨店、ハロッズに最初にちょっと立ち寄ってみる。クリスマス商戦がもう始まり、飾り付けがとても賑やか。客、観光客が大勢押し掛け、大変な混雑。入り口には屈強のガードマンが立ち、少し大きな荷物を持って中に入る人には片っ端から入館前に荷物を預ける様に求める。後で知った話では世界各地から腕に覚えのある万引屋がハロッズに押し掛け被害額も大変なので警備は厳重にしているとか。

正面入り口にひと際大きく目立つ、エジプト・ファラオの像があり奥の階段前のスペースには元ダイアナ妃を悼むコーナーがある。ここのオ−ナ−の息子がパリで元ダイアナ妃と交通事故死しておりその後、王室御用達のライセンスをハロッズが失ったり、何かと話題の多いデパートだ。
ハロッズを一回りした後、出口の前にある階段を下り、地下鉄改札口に出る。イギリスは日本やシンガポールと同じ自動改札口がある。長い長いエスカレーターで下の通路に降り、案内板に従い進む。ホ−ムは狭い。地下鉄をチュ−ブと呼ぶだけありホ−ムの左右に真っ暗な大きな丸い穴があいている。ホームの壁面には大きな広告が所狭しと貼ってあるが、 落書きは一つもない。

電車が入ってきた。中に入ると、狭いが第一印象。ソファーのような座席で客が長い足を組み、前の通路も日本の車内よりかなり狭いので立ち席のスペースがあまりない。日本の様に客を押し込む様な事がないのかも。網棚がない。読み終わった新聞が座席に置きっぱなし。車内は混雑していたが身の危険を感ずる事はなかった。ただスリには気を付けた。

Holborn駅で下車し、大英博物館の見学。入館は無料となっているが、寄付として2ポンド納める。大勢の人を集めているのがエジプトの展示品の所。巨大な石像、ロゼッタ・ストーン、ミイラ等が人気で人混みをかき分けないと見学ができない。でもあちこちの展示品が空席になっている。多分、日本で行っている四大文明展に出品しているのだろう。その他の展示コーナーは殆ど人がいないのでゆっくり見学ができた。でも館内は広く、とても半日程度では大した見学はできない。歩き疲れ、足の裏が痛くなる。大英博物館の近くのラーメン屋 wagamamaに行く。「ラーメン」の味は少し甘いが麺はしっかりして旨い。

Holbornから地下鉄でBaker Streetに行く。The Sherlock Homes Museumはベイカー街221番地にあり、ご存じ名探偵Sherlock Homesの下宿兼事務所があった場所。館内はHomesファンから寄贈されたHomes愛用の品々(?)が飾られ、ホームズとワトソン博士の生活や小説の世界が再現されている。ホームズが出掛けている留守に彼の下宿にお邪魔する想定で館内を見学する。
ホームズの下宿のすぐ近くにMadame Tussaud's の蝋人形館がある。この蝋人形館はデンマークの コペンハーゲンにもあったが今回はじめて入ってみた。館内の人形はまるで生きている様な精巧な作りで 歴史上の人物や現代の有名人の蝋人形をたくさん集めている。吉田元総理あり、千代の富士あり、ダイアナさんありで面白い。
今夜もPiccadilly Circusにあるチャイナタウンで中華料理。昨日は単品で注文したが今夜はコースで色々な料理を少しづつ楽しむ。美味しかった。二人で飲み物込みで24ポンド(3840円)。


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11月7日(火)曇 英国滞在16日目                                                                    
 London市内

8時に朝食を取り9時にホテ ルをでる。バスでMarble Archまでゆく。このArchは 元バッキンガム宮殿の正門に あったが大型馬車が通過できない(設計ミス)とのことでこの地に移された。ここは各種観光バスの発着所にもなっている。我々もここから乗り 降り自由なHop-on、 Hop-offの観光バスに乗り込みロンドン市内の観光をする。


マイフェアーレディーのコベント・ガーデン、セント・ポールl寺院、ビッグベン、ウエストミンスター寺院、そしてロンドン塔などの見物で時間を取りすぎ辺りは暗くなり、タワーブリッジまで行く時間が無い。そこでテムス川を越してライトアップされ、雨に煙るタワーブリッジをロンドン塔から眺めるに留めた。ロンドンの名所といわれる所を一つ、一つ丁寧に見ていくとしたら、最低一週間は必要だろう。Hop-on, Hop-offのバスでMarble Archに戻り、今日もチャイナタウンで中華料理。

11月8日(水)曇 英国滞在 17日目
London市内
今日が今回の旅行の最終日。Piccadilly Circusを散歩しロンドンの空気を十分吸 い込み、地下鉄でCharing Crossに行き、絵画コレクシ ョンでは世界に誇るNational Galleryにゆく。ここからみるBig Benも絵になる。広い館内でルーベンス、レンブラント、ルノアール、モネなどの著名な画家のコーナーを重点的に見て回わるだけで半日かかった。夕方、Knightsbridgeに戻りHarrodsに入り細々とした土産の品を探した。
今回、あちこちで求めた小物が溜まり荷物が増えてきたのでクーリエで日本に送ろうとホテルのフロントに費用を調べてもらったら、なんと200ポンド約30,000円もする。フロント女史の「もったいないからバッグを買ってその中にいれたら」のアドバイスに従い、Harrodsで丁度良い布製のバッグがありそれを求めた。8,000円。
今夜は旅行の最終日となったのでホテルの近くのレストランでステーキとワインで乾杯した。折しも狂牛病の話題で盛んな頃だったので心配したが、美味しく食べている内に忘れてしまった。ロンドンに来たからにはローストビーフをと思ったが、意外とローストビーフ専門の店がないのに驚いた。探し方が悪かったのかも知れないが。

11月9日(木)曇り 英国滞在18日目
Heathrow空港からCopenhagen経由で成田
昨夜の内にホテルの精算を済ませ、今日は7時に朝食抜きでホテルを出る。一番安く、早い交通手段はKnights- bridge から地下鉄で空港Terminal 3まで乗り換え無しで行く事。しかし問題は駅のエスカレーター。3日前から故障したままで、動かず、重い荷物を持って長い階段を降りる苦労を考えこの方法を断念した。そこで多少時間と経費がかかるが一番楽なタクシーを利用することにした。ラッシュ時の混雑に巻き込まれない様にこんな朝早い7時にホテルを飛び出したのもこの理由。
ガラガラとスーツケースを引張りHarrods前でタクシーを待つ。すぐに来た。もう道路が混み始めている。ロンドンに来るときは夜でしかも土砂降りの雨だったので外の景色は全く見えなかった。今朝は早朝のロンドンの町をゆっくり眺める事が出来、やがて空港に着いた。カウンターでチェックイン。 Heathrow-Copenhagen便、Copenhagen -Narita 便共に前方の2列席が確保できた。荷物を預け、空港で朝食を取り、出発時間を待った。便は定刻で離陸し、Copenhagenに着く。 Copenhagenで成田行きの便を待っていると北欧旅行を終えた日本の団体旅行の人達が待合室に大勢集まる。急に日本語の行き交う賑やかさで目が覚めた様に我に返り、夢の様な英国旅行が懐かしくなる。

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英国情報並びに雑感

1.食事
何はともあれ「腹が減っては戦にならぬ」で英国の料理から。「英国の料理はまずい」と言われますが本当だろうか?
1) 朝食、 Full English Breakfast
宿泊したBBは2-5星(観光局基準)で宿泊費もTwin Bed Room の部屋代が50から160ポンド(8000-25600円)と巾があるが、どこもFull English Breakfastだった。ベーコンまたはコールド・ハム、卵焼き、ソーセージ、焼きトマト、トースト、オートミール、ジュース、コーヒー、またはミルク・ティ−、果物、バターにジャム等が基準でScotlandではこれにBlack Pudding(豚の脂肪と血を混ぜたソーセージ)が付いた。Black Puddingを除いてどれも美味しく毎日体重を気にしながら出されたものは全てきれいに食べた。「美味しい」。しかも「腹持ち」が良い、2時頃まで空腹感が無い。

2) 昼食、Lunch
昼はお茶とケーキで充分。MotorwayにService(ドライブイン)があり、ここでビュフェスタイルのコーナーでとったパン付きのとろりとした塩味の野菜スープがあっさりとしてもたれたお腹にやさしく入って行く。
CanterburyからA259号線でAshfordに向かう途中にChilhamと言うこじんまりとしたきれいな村にあるCapper Kettleがお勧め。ここの熱いスープとパンは冷えた身体を芯から暖めてくれる。店の雰囲気も古いが鄙びて良い。

3) 夕食、 Evening Meal
BB(Bed and Breakfast)の夕食で用意された肉や魚料理は美味しい。野菜も茹でたものを別の器に山盛りで食べきれない。野菜は何処も大体同じでじゃがいも、にんじん、ブロッコリー、カリフラワー、そしてインゲン。
外食した時も同様の野菜が付き、サラダを別に注文する必要なし。しかも一品の量が多いのでかみさんと2−3品注文し二人で分けて食べた。
外食‐肉
英国に行ったからにはロ−ストビ−フとSteak Houseに行ったが何故かMenuにない。聞いても素っ気無い。仕方が無いからSteak。米国でも、英国でもSteakの焼き加減を注文するのは難しい。[Medium Rare]と注文してもWell Doneに近い。Over Cookingだと文句をいってもこれがMedium Rareだと言う。でも狂牛病問題がまだ解決ていないご当地ではこの位に良く焼いた方が安全かと納得して食べた。肉は固かったが味は良い。羊は食べなかったが七面鳥は多少癖があるもののあっさりして美味しかった。
名物「Dover Sole」、ドーバー海峡の舌ヒラメを5星ホテルで食べたが大きすぎて大味。高いだけ。
外食‐中華、日本食
10日以上もベーコンと卵が続くとラーメンやそば、すしの類が欲しくなる。中華はLondonのチャイナタウンで3日連続食べた。安くて美味しい。初日に二人で一品料理を数種頼んだら例により量が多く食べきれない。二日目から二人前のコース料理にした。種々の料理が楽しめ、しかも量、値段共にお手頃。
外食 - 日本料理
Brightonで食べた寿司は頂けない。高い、不味い、少ないと三拍子悪い。日本料理に興味をもって来られる地元の客に申し訳無い。
外食 - イタリア料理
イタリア料理の店はどこの町にもある。パスタよりピザのほうが当り、外れがない様に思える。
アルコール
英国はなんと言ってもビール。Bitter(色の濃い苦みのある英国で代表的なビール), Real Ale(伝統的な生ビール)が美味い。ラガーは大きな町にある。ビールを飲みにバーに行ったがタバコの煙には
参った。ワインはMenuに各国の銘柄がリストされ値段も手頃。10-12ポンド(1600-2000円弱)のドイ ツ、フランス、イタリアのワインをボトルで注文したがどれも美味しい。銘柄不明のハウスワインを注文する必要は全くないと思う。
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2. 天候
10月中旬は不順。連日大型低気圧が英国本土を通過し雨そして強風。10月28日夜半50年来と言われる台風並の大型低気圧でEnglandのSevern河が氾濫しWorcester(Cotswoldの東)、York市内、Bristol、東部Sussex地方(英国南部)が広範囲にわたり1メーター以上の床上浸水が発生し帰国時の11月9日現在(一週間以上)も依然浸水のまま。鉄道もLondon-York間はほぼ不通。その他各地で牧草地が浸水したままで羊や牛が高台に逃れ寄り添って草を食む状態。またA、B二桁以上の道路も至る処で浸水し、迂回、通行止め。

3. ガソリン不足
軽油増税にトラック業者が反対し、連日精油所の前やLondonで道路封鎖のデモを行っている為、ローリーがSSにガソリンを運べず都市部の各地でガソリン不足が起った。議会は増税凍結の動きに変わり、いずれはガソリン不足は解消すると思える。水害による鉄道網の乱れが2週間以上も続き、乗客は車に替えての通勤となり、幹線道路の混雑、ガソリン不足に拍車をかけている。われわれもBrighton, Doverの Esso,  BP, Shell, TexacoのSSでガソリンの給油が出来ず、辛うじて郊外のSSで長い行列の末給油が出来る始末。

4. 道路渋滞
高速道路
今回Heathrowで車を借りMotorwayを走ったが3‐4車線もある広い道路が車で一杯。キャノンボールみたいな超大型トラックが80マイル以上の速度でドンドン他の車を追い越す様は壮観と言うより脅威すら感ずる。3時過ぎの都市部の通過は避けた方が良いと思う。Heathrow, York, Edinburgh, Manchesterの周辺は東京のラッシュ時の高速道路並。車で渋滞のノロノロ運転。英国人の運転はマナーが良い?Motorwayに関しては?を感ずる。
地方の道路はゆったりとドライブ出来、運転マナーも良いと思う。でも皆良く飛ばす。こちらが遅いのか?
Roundabout
英国特有の「roundabout」は合理的だと思うが2‐3車線でroundaboutが連続して複数連なる時は慣れないと事故を起こしやすい。身の危険を感じたことが何度かあった。そして車を運転しているのは英国人のみではない事も念頭に入れておいた方良いと思う。





駐車場
観光客が訪れる村、町には必ず有料駐車場があり、無人の券売機でチケットを買い、車の前面窓ガラスの内側に張りつけておく。料金は時間毎に設定され2時間当り0.7‐1.0ポンド(110-160円)程度。違反者には50ポンド(8000円)の罰金と大きく表示されている。注意したいのは釣り銭が出ないものがほとんど小銭を用意し駐車場に入る。ちなみに駐車場前の店では「小銭への両替はしません」と張り紙がしてあった。路上の無料駐車場はほとんど地元の人達が芸術ともいえる駐車の仕方でびっしり車が並んでいる。

5. 乗り物
バス
今回の旅行はHeathrowからLondonに入らず直接England、Scotlandを旅した。訪れた町、村を走るバスは2階建てで色は「赤」ではなく、白、青、茶、緑といろいろ。宿の主人に聞いたら赤いバスはLondonのみ。Londonのバスはなぜ赤いのか?
イギリス人は2階建てバスが本当に好きなんだと思った。人間の数より羊の数が多い畑ばかりの小さな町(村)でもちゃーんと2階建てバスが走っていて、しかも二、三人の客が皆2階に席をとり、1階は運転手のみ。なんとも面白い。

あれで採算が取れるのだろうか?我々も今回の旅行で何度かこの2階建てバスに乗り、2階の最前列に席を陣取ったが、生憎、その日はいずれも雨。前方が良く見えない。提案。2階前方の窓ガラスにワイパーを付けて欲しい!

近距離のバス料金は1ポンド前後で乗車の時、行き先を運転手に告げ料金を支払う場合と後ろから乗り、車掌に行き先を告げ料金を後で払う場合とある。どちらの場合でも「行き先の近くに来たら教えてもらう様に頼み、それでも、「御上りさん」よろしくキョロキョロしていると周りの客が親切に「あといくつ目だよ」と教えてくれる。

Heathrow空港から空港付近のホテルやLondon市内に行く場合便利なバスをご紹介。日本人はTerminal 3を多く利用すると思うが、Terminal 3から付近のホテルへ行く場合、Hoppaが便利で目的のホテルまでちゃ‐んと行ってくれる。一人2.5ポンド(400円)。

地下鉄  
都心に行くもう一つの交通手段は地下鉄。Terminal 1、2、3とどこからでも乗車できる。でも荷物の数が多い場合下車駅で階段、エスカレーター(時々故障し御茶ノ水や国会議事堂の駅のような長い階段を荷物を担いで昇り、降りしなければならないリスクがある。
わずか4日のLondon滞在で2回止まったスカレ−タ−の上を歩かされた)があり大変。地下鉄の車内は狭く、荷物は入り口付近以外に置く場所が無い。でも、一番早い交通手段。

 


地下鉄の切符
初日、切符を自動券売機で買い自動改札機を通ろうとしたが、扉が開かない。係りのおじさんが飛んできてもう一度やり直せと言うのでやってみた。でもだめ。改札機の後ろに沢山の人が並んでいて我々が通るのを文句も言わず、じーっと待っていてくれる。さすが英国紳士、淑女。結局だめで払い戻し、新たに切符を購入。

それからは必ず窓口で「Piccadilly Circus,Two Adults,Single,Please」てな具合に言うと手前に運賃が表示され、簡単、確実に切符が購入出来る。外国人らしき他の旅行者もこの窓口を利用していた。地下鉄は景色が見えないが早いし安全(と思う)。

Taxi
英国のTaxiは箱形で外装は黒い。London市内にTaxiは多い。どんなに道路が混んでいても5分と待たず乗れた。ドアー越しに行き先を告げ、了解を得てから、自分でドアを開け車内に入る。車内は大人4人がゆったり座れ広い。車が箱型でトランク部分を客室として利用しているからだろう。乗り心地は決して良くないが3-4人で利用するとバス、地下鉄より安く、便利。そして住所さえはっきりしていればどんなところでもちゃんと着けてくれる。大したものです。
料金はメーターに従い自分でドアを開け、外に出てからドアーの窓越しに支払う。チップを払わないと要求するTaxiもある。

6. 宿
LondonはTown House、DoverはHotelを利用し、その他の地区はすべてB&Bを利用。これらの宿の選択はインターネットを使用し宿に直接予約を入れた。一泊Twin Bed Room、朝食付き、二人で50-100ポンドを目安に選択した。結果としてB&Bは地方で4-5星、Edinburgh、Brightonでは3星となった。

やはり4-5星の宿は快適で3星B&Bは設備面で4-5星の宿と比較すると見劣りする。4-5星のB&Bはオーナーの人柄、設備、食事等々すべて良し。

インターネットで宿を選択し予約する時の注意点
HPの部屋の紹介写真はDouble Bed Roomが多くTwin Bed Roomを利用する場合、良く設備などチェックしておいた方が良い。Double Bed Roomが看板部屋でTwin Bed Roomは「その次」の感じがした。
現地での予約はシーズンオフに地方都市を旅行する場合、当日夕方の現地手配は避けたい。インフォーメションセンタ−はほとんどの町で閉まっていた。