レム・レム -7- センスシティ脇の喫茶店

  



「少年、ラーメンは旨かったな。」
「そうだね。」

エビチリは頼まなかった2人は喫茶店に向かっていた。
「イチマルクか。」
「違うでしょ、キミドリ先生のキチガイ。」

通りはおしゃれで、気分が良い所だった。
花が咲いて、常緑樹が目に映えた。

喫茶店に着くと、頼んだのはアイスコーヒーとアイスカフェオレだった。
「先生、外さないんだね。」
「何だと思う。」

「コーヒーなんて美味しくないよね。」
「コーヒーは人を選ぶんだよ。」
「何それ。」
「飲めないのかな、あはは。」

キミドリ先生の言うとおりだった。
喫茶店を出ると次の戦いが待っていた。

「少年、君はコーヒーが飲めないので疑わしい。」
「ペーパーヨーヨーで私と果たし合いだ。」
「剣をとれ。」

少年はペーパーヨーヨーを構えた。
「構えなんか要らないさ。」
ベシ

「むかだ、何する。」
「面。」
パシ

「そんな強くしたら折れちゃうさ。」
ペシペシペシ

「魔法剣。」
シュルルル ペシ
「このおもちゃも飽きたな。」

キミドリ先生は宝くじの街宣に耳を立てていた。