宵明けの天空に -12- 可能性が高いのは

  



俺様は、ついに気付いてしまった。
教会の奇跡とは僕らに対する嫉妬に見えた不明のことだったのだ。
新興宗教とは海底神殿、ライアン、フィッシュ・ジェットの神秘を言っている。
海底神殿なんてよく分からない、
しかし、それを調べているのが本当に分からないのかもしれないのだ。

彼らは魔女狩りを行った、なぜこのようなことが分かるのかと。
しかし、彼らが分からないだけだった。
彼らは分からない民なのだ。

親切にも教える人がいた、それが教会の奇跡なのだろう。
錬金術師は危険ではありませんと、教えていたのだろう。
だが、分からない。

このことを侵略戦争と並べると、新興宗教が関係する。
新興宗教は王国の教会だったのだ。
侵略戦争とは、愛を認めない。分からないと。
それは、確かな情報であっても、親切であっても分からないとすると。何がおかしいのか。

実際に言われてないんだから、分からないじゃないか。


「ライアン、何がおかしいんだ。」
「ジラー言われたら、勝ちな。」
「何を。」
「ジラーはノーベル賞。朝食をとってシャツを着てくれ。」
「何でノーベル賞なんだよ。」

「他の人にも言われたら驚いてくれ。」
「何でなんだ、俺様がノーベル賞のわけないだろ。」
「僕にも分からないよ。」


数分考えた後、俺様も言ったのだった。

「ライアンもノーベル賞かよ、そういうことなんだな。」
「言われたか、それだけだよ。」
「もっと、言われるかもしれないぞ。」
「理由がないだろう。」

「でも分かったぞ。」
「そうだな。」


ライアンが分かるので、俺様も分かるのだった。
何で分からないのか考えると、実際に見ても分からない人に付き合った結果なのだろう。
誰も彼もが理由まで知ってる話ではないが、そもそも実際に見ても分からない人の話なのだ。
そのあと世の中がどうなるのかは話が分かる人の方が良いことがあるのだろう。