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宵明けの青空に3 -12- 報告
日差しとカビの匂い、何度も行き来した人々の足音。
この場所にいることは偉い、それを思わせる。
部屋にあるのは、野心の表れなのか冒険を意味していた。
「今回の事件の犯人は君たちか。」
「まあ、ラビカラよ。」
「はい、私です。」
からりと晴れた日和は何よりだった、とぼけているわけじゃないが、
何だか許されそうだった。
「早く、海を元に戻すように。」
「そうね。」
「戻しました。」
「それはそうとライアン君たちにも説明しなければならないのかな。」
「総長先生、スノーはラビカラにも負けない技術を持っています。」
「危険極まりないですよ。」
錬金術師の話をアカデメイで聞くのは良くないと言わんばかりにかぶりを振って、
ペンで机をたたくと総長先生は言うのだった。
「それで、神様は見つかったかね。」
唐突な問いに僕らは面食らった。
「教会は元老院を立てた、神様の行方を探しているらしい。」
「アカデメイは政教分離を見届けたではないですか。」
「分かっている、宇宙の平和を手放して王国は弱っている。」
レオン先生が口をはさむ。
「今でこそ、神様はいないなんて言えるが、王国そのものは弱ってはいないかね。」
「頭が悪いということでしょうか。」
総長先生は考えたふりをして言う、肘鉄をついている。
「神様がいない証明なんてルボータン王国で行うものじゃないだろう、しかし、何だね。」
「空を飛んだ君たちのわがままに聞こえたら、私たちだって君たちに怒る。」
僕らはまた教会の不正を見つけた気分だった。
冒険の結果は不良に囲まれたというわけだ。
「他人は他人ではありませんか。」
「それが分かるなら、行って来い。それより解決しないといけないことがありそうだがな。」
「錬金術師たちとアカデメイでは答えが違う。」
一度は解けた問題、今度だって解いてやる。
僕らは何となく息巻いていたが、
ルボータン王国は手ごわいじゃ済まない、むしろ。
ルボータンの敵になりそうで頭が痛かった。