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宵明けの上空に -14- 努力の賜物
アカデメイが教会と和睦を結んだ。
ねちっこい西日の差す窓際で、いつしかの歌を口ずさんでいた。
終わらない、多分。
僕らの出番なんてしゃれこんでも、一日ではとても切れなかった。
錬金術師は再び錬金術師とよばれ、教会の奇跡により管理されることになる。
しかし、教会の奇跡とは教会に依るものではない。
ルボータン王国は口を結んでいる。
一方、僕らはイーワン王国にいた。
この国には「どうするの」という言葉がない。
誰もがそれぞれでこっそりと仕事道具を持っていた。
怒ることもない、彼らは休むことを知らなかった。
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レオン先生が飛んでくる、「ウル総長先生、大変です。
イーワン王国より伝達です。」
「なに。」
総長先生は欠伸をしていた。
「我々、イーワン王国はサービスのつもりはない。しかし、ライアンを筆頭とする飛行集団をご存じか。
それぞれの気持ちで私たちは生きていることを重んじる我々は彼らのサービス精神が気に入らない。
よって、修行をさせることとするが、ライアンの体力が持ちそうにない。
どうにもならない場合、送り返すことも検討している。」
「教会の奇跡問題の後でもある、我々は感謝をしている。」
「ああ、そうかい。」
ウル総長は笑っていた。
「帰ってくるとなると、また、彼は悩むのでしょうか。」
「レオン先生、働くよりマシだと思うでしょう。」
「そうですか、純粋ですね。」
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新聞も当てにならないな。
こういうのは言い換えなんだろう。
新聞は外しにかかっている、こんなところか。
そうするとハントは錬金術師になった方が良かったのではないか。
僕は噂に弱いみたいだった。
聞いた話とその実際は違う。
ハントが問題で僕が飛んでしまった。
その結果、追われることとなったが、実際には祝福を受けた。
ハントが錬金術師になっていたら、ハントは伸び伸びと研究をしたかもしれない。
僕は悲観した。
だが、この話をハントやジラーに持って行かなかったらどうだろう。
「死んでたな。」
懸命に教会の奇跡と向き合って、少し疲れたころ。
このままじゃロップじいちゃんになっちゃうな、そんなことを思っていたら。
命がけで証明しろ、そう言われた気分だった。
眠りたいなあ。、