宵明けの青空に3 -4- 3-C

  



マグカップに入ったスープ、これを丁度よく作るだけで最近の満足がある。
これを、グビっといくのよ。

「もうダメね、何で私なのよ。」
ぴらぴらのキノコを咥えてスープをひとすすりする。

ゴロゴロゴロ
「外かしら。」

海が無くなって、干上がっていた。
「何よあのマシン。」
ずっと先の方にマシンが見えたのよ。

こちらのマシンは、海中専用なのだが干上がっていた。
「これじゃ動かないじゃない。」

木馬が私の脇を通り抜けていく。
「姉さん、こっちで追っかけてくよ。」

「浮くっていうのには興味があるけれど、何を見つけたってのよ。」
「魔法なら魔法でいいけど、説明できるようじゃまだまだよ。」

ガッチャン
赤色のマシンが沈み始めた。
「海が帰ってこないわね。」

どろどろの砂地が行く手を阻んでいたのよ、
私は難しい顔をしていた、
錬金術師の一人みたいだけど、
準備運動もしないで、溺れたらどうするのよ。