広大なアメリカ、壮大なアメリカ、そして、若いアメリカ、そのアメリカの歴史の裏にあるもの,
“The Story
behind the Scenery” この言葉ほどアメリカを理解するために「言い得て妙」なものはないのではないかと思うのは、私だけでしょうか?
この本は、自然というものが、征服したり、破壊する対象ではなく、無限の知識と、過去から現在にかけて、人類をあらゆるもの関連付けている経験の宝庫であるということを知っているすべての人にささげるものである。(巻頭言より) ここに紹介するものは、その一部ですが、アメリカのナショナルパークに行くと、必ずこうした本が置かれています。日本語にも訳されたものがある場合もありますが、ここでは、私が訳したものを紹介しました。こうした解説を読んでいると、自分もその世界に飛び込んでいきたいと感じるのではないでしょうか?
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Carlsbad Caverns | 数百万年者間の洞穴の創製、もしくは、洞穴作用があちこちに見られる巨大な空間は、何処の角を超えても、息を飲ませるような素晴らしい世界を作りたしている。極僅かの濃度の方解石が溶け込んだ数十億という水滴が、ここのBig Roomにある Temple of the Sunを作り上げた。 | ![]() |
Mesa Verde | メサ ベルデの緑の平地は、文明と神秘の中にまとめられた場所なのである。プエブロ族の先祖達の歴史的に意味のある建築技術から、隠された崖の集落の歴史的な発見に至るまで、そこは、何世紀にもわたり、人々が農作物の栽培をし、夢を見、礼拝をし、思い悩み、栄えたきた場所なのである。そこの貴重なもののほとんどは、発掘され、ほかに移されたが、しかしなおも、その場所の容易に忘れることのできない神秘性は、遠い昔からずっと明らかにされずに残っているのかも知れない。 |
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Oregon Trail | オレゴン! その感嘆符は、造りつけのものであった。1840年代にインディアンの農民が、西に行こうということを話している時に、その中にこの言葉を聞いただろう。こうした言葉は、ちょうど一世代前に、最初にあったもともとの森から切り開かれた農場に、いまだ、根株の端が立ち残っていた、ミシシッピーの谷間でささやかれていたのだ。しかし、オレゴン!に、すでに料理され、ナイフやフォークが突き刺さっているという豚についての古い物語は、少々ひどすぎる。なお、農民は誰しも、西に行けばある、というエデンの園についての噂のなかに何か真実があると信じていたのである。そして、それは、確かにあったのだ。 |
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ソノーラ砂漠は、北アメリカ大陸の大南西部に位置する広大な領域を占める砂漠です。ここは、現実が何時も私達をうっとりとさせてくれる、そして、時として、驚くべきほど不思議な場所なのです。 |
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Zion | ザイオンの途轍もなく大きな一枚岩がユタの紺碧の空に立ち上がっています。まるで、立ち上がったグランドシンフォニーの序曲のように、Temples and Towers of the Virginの上の知力と色彩と、そして、美観の主題に引き合わせてくれています。 | ![]() |
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