円周率とは


$円周率 3.14 はあまりにも有名な定数で、$
$小学生でも知っています。ところがあらた$
$めて「円周率とは何ですか」と問われても$
$「 3.14です!!」 と答えるのが精々です。$

$確かに3.14は円周率の近似値ですが、質問の$
$答えにはなっていません。$
$そこで、まず円周率の定義から確認しましょう。$

$(定義)$
$すべての円は相似(中心を一致させれば、半径の拡大・縮小で重ねることができる)$
$だから、どんな円でも円周と直径の比は一定になります。$
$この比を円周率(そもそも率とは比の値のことです)といい、ギリシャ文字の$π$で表します。$
$この値がおよそ 3.14 になるわけですが、その求め方は意外に難しいものがあります。$

$小生が小学生のとき、缶詰のかんと糸を使って、円周と直径を測り、円周率を計算した$
$ことを覚えていますが、それが 3.14 に近い値になったかどうか記憶がありません。$
$というよりその程度の測定で3桁の値が求まる訳がありません。$

$では先人はどのようにして求めたのか。恥ずかしながら私も高校3年まで知ろうとも$
$思いませんでした。$

$ところが、いざ勉強してみると、πと人間の知恵の限りを尽くした戦いの歴史にわくわく、$
$どきどき、ぞくぞくするものが感じられます。$

$この記事を読んでくれている皆様にほんの少しですが、この高揚感をお裾分けします。$



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