STREET RYTHM KINGS
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 その後は愛好会の特色である自由さの捉え方に変化が起きて、だんだんオリジナル色が薄れてきて3年次には部長を務めていたが、副部長の奥平氏と共に辞めるという自体となり人間工房を去ることになった。
 それでも勿論音楽活動に終止符を打ったわけではなく、プロを目指し育成するプロダクション「ヤングミュージック振興会」などに所属して野外コンサートやライブハウスに出演したり、あるいはライブハウスのオーディションに臨んだりと積極的に学外の活動に挑戦していた。



 そんなある日「下北沢5番街」というオープンスペースで歌ったところ、ザジ(その後レコードデビュー)やサンダーなどと知り合うこともできた。

当時の彼らの曲や歌声は素晴らしかった。でもその後売れずにどうしたことやら・・・。曲が良くてもやはり売れないんだと実感した時だった。

 人間工房時代に宮地楽器主催の大学生バンド合戦に出場した時、審査員の相倉久人さんに田口くんの曲と詞が大好きだと言われたことはとても嬉しかった。
 また、ヤングミュージック振興会から依頼があり井の頭公園の野外ステージで「君が最高さ」を歌った時に、司会から「山下達郎さんみたいですね」と握手を求められた時がとてもいい思い出の一つです。

牛込公会堂でのライブ

ギター@渡辺さん
ギターA会田さん
ハーモニカに八巻さん
ベースギターは水野君
曲は「東京」

牛込公会堂でのライブA
曲は「君は輝く星のように」
ギターの渡辺さんが
この曲を加藤和彦風にアレンジして
女性に歌ってもらっていたことも

奥平氏の知り合いの新田の
ライブハウスでの場面

総合芸術愛好会人間工房(大学時代)

大学卒業時には自主制作でディスクポート西武で5曲入りコンパクトEP盤を発売。
収録曲は「君は素敵なキャンディーガール」「Oh! アイラブユー」「34秒刊町内1周」「君が最高さ'63」「恋のナイトタウン」
敬愛してやまない大滝詠一さんの「ナイアガラムーン」のパロディのジャケットの絵は人間工房時代にお世話になった
ひとつ年上の渡辺さんに書いてもらい、写真は同級生の牛越君にとってもらいました。記念の1枚です。

 大学入学前に赤坂で開催の「第1回日本ディレクター協会主催新人歌手オーディション・シンガーソングライター部門」で「北国の少女」を歌い合格しました。司会に一谷伸江さん、審査員に布施明さんという芸能界でお馴染みの方たちもいて本格的でした。
 大学に入って音楽サークルに入ろうと探していたところ「総合芸術愛好会 人間工房」のフォークの原点 オリジナルを」というポスターに惹かれ、所属することにした。
 同会には先輩が6,7名いたが同級生で水野君というメロディアスな曲を作る人やギターがうまく学外でバンドを組んでいた伊藤君とも出会い、次の集まりの時は水野(ベース)、伊藤(リードギター)、田口(ボーカル、サイドギター)で田口の「君は輝く星のように」を演奏した。伊藤君にいい曲だねと言われたのがとても嬉しかった。
 学園祭では手作りのライブハウス「バク」を主催、出演してメンバーの絆が深まった。とてもいい学園祭、そして仲間たちだった。