SKYLARK S ( F3A 15E )

2021/03/05up (2023/11/12update)

 飛び悪いと譲り受けた機体です。譲り受けるとき私も飛ばしてみましたがループ、旋回時主翼が大きくたわみます。 主翼の剛性が弱いようでたわんだとき左右にアンバランスがありよれてしまうようです。主翼のカンザシはエルロン・サーボ位置までしか入っていません。前縁側にカーボン・バーが入って いますが全く役目を果たしていません。翼端を持って持ち上げるだけでも主翼がたわんでしまいます。 各部を点検して補修したいと思います。


SKYLARK S ( F3A 15E ) の補修と注意点

 この機体は組立説明書が付属しないので組立の参考に
主翼の補強
 主翼上面及び下面にカーボン・バー(0.6×5×370mm)を入れました。主翼のカンザシとラップするようにしました。最初、下面だけ入れて飛ばしてみましたが最終的に上面にも入れました。 マスキングテープをしてエポキシ接着剤を使用しましたが上面はマスキングを剥がすときデカールも一緒に剥がれてくるので上面は瞬間接着剤の方が良いと思います。


動翼ホーンの取り付け部の補強
 エレベーターとラダー・ホーンの取り付け部にガタができていました。取り付け時に接着剤をしっかり塗布していなかったようです。エポキシ接着剤で補強しました。 飛行中に外れると大変です。しっかり固定しましょう。
 リンケージの基本作業ですがロッド・アジャスターに外れ止めのリングが付いていなかったので燃料チューブを切ったリングを被せました。


主翼の取り付け
 主翼は2本のO-リングで取り付けられていますが主翼前縁をチョット押すだけで少し隙間が空いてしまいます。主翼下面の接合部にテープを 貼って対処しましたが最終的にし主翼を接着しました。上面側にテープを貼るとテープをはがした時にデカールも剥がれるので注意。
ネットで見るとO-リング取り付け部にベニヤを当ててネジ止めしている人もいました。


主脚の組み立てと取り付け
 キット付属のタイヤは少し大きいようでスパッツに当たりこすれるようです。 スパッツを外して取り付けてもいいですがチョット見栄えが落ちるので幅の狭いタイヤに交換して取り付けています。
ピアノ線部分には飾りの白いカバーがついていますが外した方が走行時のギア取り付け部の負担が軽減されると思うので取り外しました。
ギアは胴体に差し込みベニヤの留め具で押さえますが小さなネジで留めているだけなのですぐに壊れてしまいます。ベニヤを接着しましょう。


尾輪の取り付け調整
 尾輪はグラグラでした。ピアノ線が通るパイプリングが外れているのがわかりました。接着して安定しました。


モーター&プロペラ
 フロント・マウント式の取り付け方なのでモーターの長さを長いものに変更したりできますが墜落するとモーターシャフトが曲がりやすくあまり良い取り付け方とはいえません。 E-MAX GT2215-09 1180KVを取り付けましたが着陸時のちょっとした墜落でもシャフトが曲がってしまいました。4mmシャフトですがE-RINGの溝がありそこから曲がってしまいます。 バックマウントだったら良いですね。
モーターの配線は下側に出すように設計してあるようですがE-MAX GT2215-09モーターの取り付け時配線は取り付けネジ穴の関係で横から出すことになります。 マウントのアルミと接触するので保護した方が良いでしょう。
 プロペラは最初にAPC 9×6を使いましたがスピードが速いので遅い機体に慣れている私には飛ばしずらかったのでAPC 9×4.5Eにピッチを落しました。

重心位置
 組立説明書が付属していないのでネットで調べました。
valuehobbyのホーム・ページから組立説明書をダウンロードして重心位置を確認すると前縁から110mmと記載されています。 飛ばされている方の書き込みなどを見ると90mmから110mmの間のようです。110㎜はちょっと後ろすぎますね。私は100mmぐらいで良い感じでした。


機体スペック&メカ
■翼幅:950mm ■全長:1030mm ■機体重量:720g(バッテリー1600mAhを含む)
■ブラシレスモーター:E-MAX GT2215/09 1180KV  ■リポ:HYPERION G3 3セル1600mAH  ■プロペラ:APC 9×4.5E
■ESC:コブラ33A SBEC3A  ■受信機:Frsky 8CH V8FR-Ⅱ ■サーボ:E-MAX ES08MD & ES08A
  

最終的に(2023/11/12)
1、着陸時速度を落としすぎると翼端失速するので重量を軽くするのと草に引っ掛からないようにするため、スパッツを外しました。 スパッツの重さは2個で31gもありました。重量も軽くなったので飛びも良くなりました。
多少の風でも安定してよく飛びます。 着陸時のスロットルは少し回転を上げること。けっしてミニマムの絞ってはいけません。
2、機体を墜落させベニヤ板のマウントが壊れたので作り直すついでにモーターの取り付け方をバックマウント方式に変更することにしました。

機体重量は機体の修理とベニヤ板のマウントの製作で577g+バッテリーとなりました。
3、主翼下面は上空で見やすくするため黒色でスプライトを入れました。


Skylark S V2との2ショットです



NEXT



メインページに戻る