my エルゴ 30の秘密

rev. 2002/8/28
基本的な組み立てはK&Sのホームページから ”やってみようラジコンヘリコプター”を見てください。

クラッチベルとベアリングケースの組み立て

エルゴ30はメタルベアリングが多く使用されていますが、ここに使用されているメタルベアリングは磨耗しやすくトラブルの原因になります。
クラッチベルとベアリングケースを組み立てる前にクラッチベル内部のメタルベアリングをボールベアリングに交換します。(1050ZZ)
ベアリングケースピ二オンのメタルベアリングもボールベアリングに交換します。(635ZZ,05×19×6)
エルゴ50からはメタルベアリングからボールベアリングに変更されているようです。

ベアリングとピニオンギヤはロックタイトなどで接着しますが、少量でつけましょう。後々交換時はずれなくなります。

六角カプラーの取り付けは、0.5mmくらい上下するようにする。ベアリングの持ちが長くなります。


スタビライザーアームの取り付け

シーソとスタビライザーアームの間には必ず3mmワッシャーを入れます。メタルベアリングのカタ減りを防ぎ動きをスムースにします。
アームの取り付け時には動きを良くするためわずかにガタを作ること。
ピッタリとくっつけないこと。



ミキシングレバーアッセンブリーの機体への取り付け

ミキシングレバーアッセンブリーの機体への取り付け時、左右を入れ替えてピッチレバーを左側に、エルロンレバーを右側にして組み付けます
サーボもエルロン用とピッチ用を入れ替えます。プロポのサーボリバースも変更が必要です。

(k&s times vol.1から離陸を楽にするためのone pointテクニック)


サーボホーンサポーター

NEJ511 サーボの場合、使っているとすぐにサーボホーンにガタが出てきます。
これはベアリングを一つしか使っていない為です。
ガタの発生を防ぎ、長持ちさせるにはJR製のサーボホーンサポーターが非常に有効です。ダブルベアリングのサーボには不要です。
(写真のサーボはNEJ4231で不要ですが、撮影用に取りつけてあります)



リンクの固さ調整

リンクをつないだとき、動きが固い場合は、ペンチなどで少しつつぶして調整すると物の本には書かれていますが、大体うまくいきません。リンクを傷つけるのが落ちです。 JR製のリンクトリマーという専用工具があります。これが一番確実に調整できます。 ただし、削りすぎには注意してください。

リンクをつなぐボールの大きさには多少の差があります。リンクをつないだときに固い場合はまず、ボールを交換してみて固さが変われば,ガタの無く柔らかいものを選びます。その後に必要であればトリマーで調整します。



スワッシュプレート

スワッシュプレートのベアリングは使っているうちに少し抜け出てきます、それを防ぐため4本のボルトにワッシャーを取り付けます。



マストストッパー

マストストッパーを交換するときはクイック製のマストロック(ES06)がいい。取り付けたときにベアリングとの当たりを確認しやすい形状になっている。定価350円

K&S製のストッパーもいいが値段は500円です。



マストとドライブギヤーの取り付けボルトおよびローターヘッドの取り付けボルトについて

キットのボルトは全ねじの為、機体の調整が悪く振動が出たときに、ボルトが破断しやすいのでシャフト部分の長いものと交換すること。



スラストベアリング

エルゴ30はローターグリップにスラストベアリングが入っていません。スラストベアリングを購入するときはJR製よりもK&S製がいい。
K&S製はJR製と比べ、ベアリングのボールが大きく耐久性があります。またスラストワッシャーも強度があり変形しません。(写真はJR製で耐久性、強度ともダメ)
K&S製はダンパーカラーもセットになっています。(セット定価2200円、JR製は別売)


スロットルレバー

エンコン用のスロットルレバーは両引きの物を使うこと。特にOS46FX-Hエンジンは必ず両引きにすること。エンジンが温まってくるとスロットルドラムの動きが悪くなり引っかかりやすくなります。
写真左 0S32SXH, 右 0S46FXH



プラグ

プラグはエンヤの#3がスローも安定し使いやすい。特にos46FX-Hの場合は必需品です。
OS8だとスローを濃くすると止まりやすく扱いづらい。    



マフラーの取り付け

標準のマフラーはパワーが出ないのでハットリ製のマフラーと交換すること。エルゴは重たいので標準マフラーだと高ニトロ燃料が必要になる。    

マフラー取り付け時はk&sのガスケットを間に入れるといい。厚さもありマフラーの脱着時、再使用ができる。ボルトの取り付け時弛み止めのため 必ずロックタイトをつけること。
新品のガスケットを使ったときは必ず数フライト後に増し締めをすること。


燃料チューブ

フライト中のエンストを防ぐためタンク内の燃料チューブは定期的に交換しましょう。燃料に浸かっているので劣化しやすい。
チューブを交換するときはIM製の燃料チューブがいい。(2.5mmφ×4.0mm×1M)

タンクの重りは品質が悪く、錆びが出やすいので、錆びが出たら交換しましょう。各機体メーカーの部品を探しましたが、重りだけでは売っていないようです。 IM製の重りと交換しました。(重りとチューブのセット)



燃料チューブ・ストッパー

燃料チューブのストッパーはカルト製のストッパーが使いやすい(現在はHPIから発売)。

K&S製の物は片手でのON/OFFがやりづらいが、 チューブのプラグと一体の物はプラグが無くならないので便利だ。
写真 左 K&S製、右 カルト製

テール・ローター・ドライブ・ベルト

   

ドライブ・ベルトの張りは気温によって変化します。これはアルミ製テール・パイプの熱膨張や収縮によるものです。 従って夏にはベルトの張りが強くなり、冬場には緩くなります。飛行前には取扱説明書に示されているようにベルトの張りを調整する必要があります。 ベルトやベアリングの寿命に大きく影響してきます。飛ばす前には点検を忘れずにしてください。
くれぐれもテールパイプをパイプサポートと接着しないこと。取り付ける時はテールパイプにテープを巻いて取り付けます。
ベルト交換時は同一規格のカルト・バロン用のベルトが価格が安いのでお勧めです。
(もう、手に入らないかな?)



ダイレクトサーボマウント

テールコントロールはダイレクトがいい。ノーマルのままだとベルトの張りを調整するとラダーの調整が必要になるがダイレクトだと不用になる。ただしテールが重たくなるのが玉にキズです。
振動ジャイロ用サーボはフタバとJRが価格の比較的安いデジタルサーボを出しましたが、フタバのGY401とS9253の組み合わせは価格も安くAVCS MODEでのフライトのあとには通常のモードにはもう戻れません。非常にいいです。



テール・ローター

テールローターはJR純正は少しそっているのでK&S製がいい。



テールピッチコントロールレバーとテールスライドリングのボールとのガタ

テールピッチコントロールレバーとテールスライドリングのボールとにガタが出てきたらレバー側の穴を良くクリーニングして脱脂して内部に瞬間接着剤を薄くコートするとガタが取れます



垂直尾翼

垂直安定板はバルサ製の手作りで軽量化。本体は3ミリバルサで周りを3ミリの角棒で補強しました。機体への取り付け部分は瞬間接着剤で堅めワッシャーではさみました。


水平尾翼

テールサポートはk&s製のプラスチック製も物と交換して軽量化しました。ただし、サポートロッドの固定にはボルトを瞬間接着剤で止めて、ナットは使用していません。 理由はボルトがテールコントロールロッドに当たるためです。
水平尾翼はバルサ製の手作りで軽量化。本体は3ミリバルサで周りを3ミリの角棒で補強しました。機体への取り付け部分は瞬間接着剤で堅めワッシャーではさみました。 写真はフイルム張り前の状態の写真です。


充電用コネクター・ホルダー

充電用のコネクターホルダーを熱収縮チューブで製作しました。ぶらぶらしない様に止めておけて使いやすいです。K&S製の物を購入しなくてもいい。


リザーブ・タンク

46仕様に変更するとタンク容量が足りなくなりすぐに燃料切れになります。リザーブタンクで上空スタント飛行もこれで安心です。


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