210日 オアフ島、ノース・ショアー  

天候は快晴に近い。

今日は路線バスでワイキキ からオアフ島西海岸をバス でドライブする。途中、チ ャイナマン・ハットを見て、オアフ島北端のタートル・ベイ、ノース・ショアーで ハワイ特有の大波をみて、ハレイワの町を散策し、ド ール・パイナップル植物園 で買い物をしてワイキキま で戻る路線バスによる丸一 日を使ってのグランド・ツ アー。オアフ島をほぼ半周 する。

 

 

まずは腹ごしらえ。ホテルのテラス席で朝食。サーモン(美味!)、乳製品(ヨ ーグルトなど)、果物(パイナップルがうまい!)など健康的朝食。おいしそう な肉類があったが、健康を考え敬遠。  

 

ワイキキから20番のバスでアラモアナ・ショッピング・センターまで行き、ここで55番のバスに乗り換え、オアフ島の西海岸に向かう。この55番のバスはタートル・ベイで52番のバスになり、ハレイワ経由でアラモアナ・ショッピング・センターに戻る。したがって、そのままバスに乗っていればオアフ島を4時間かけて一周することが出来る。10時20分、ショッピング・センターを出発。前日買い求めた「4 Days Pass」を利用する。

 バスは街中でこまめに停車し、乗客の乗り降りがあったが、郊外に出ると民家がまばらになり、バス停の間隔が長くなり、いつの間にか乗客は数人になった。バスはパリ・ハイウエーをかなりのスピードで走り続ける。ヌアヌ・パリ展望台の標識が見えた。このあたりは眼前に高い山が迫り、バスはその谷あいを行く。トンネルを越えると眼前に西海岸の明るく開けた景色が広がる。  

カネオヘの町を過ぎ、83号線を行くとやがて右側の車窓に青く澄んだ海が広がる。時折、椰子の林に囲まれた砂浜があり、浜辺で遊んでいる人がいる。やがて、バスはクアロア・ビーチ・パークに到着。ここまで1時間のバスによるドライブ。当初の予定ではここで途中下車して、沖合に見えるチャイナマン・ハットを眺めようとしたが、何もない浜辺で、次のバスまで1時間以上待つのはいやだとのカミサンの意見でバスを降りずそのまま先に進むことにした。相変わらず、バスは海岸線の道路をひた走る。時折、乗客が乗り降りするが、バスはガラガラ。  

椰子や熱帯植物の林に囲まれ、鄙びた民家が時折見えるさびしい町?村を過ぎると突然、きれいに整備され、立派なリゾート施設 に着く。ゲートを過ぎるとそこには大きなホテル  

ここの駐車場にあるバス停が55番バスの終点。バスはここで、52番のバスになり、ハレイワ経由でアラモアナ・ショッピング・センターに戻る。バスを降りて、海岸に出てみる。

 

ここは大規模にリゾート開発されたところで、ホテル、レストラン、砂浜などよく整備されている。このあたりは「タートル・ベイ」と呼び、海がめの生息地で有名なところ。

タートル・ベイは無 風状態で快晴。ワイキキに比べ人の数が少なく、静かに休暇の楽しむには最適な場所だ。  

 

 

 

 

 

 

Turtle Bay Resortの駐車場にあるバス停から52番の路線バスに乗り、ノースショアーに向かう。ここを訪れる目的は 世界でも有数の波乗りの名所で、特に冬の2月、3月は波乗り大会が開かれ、世界中の腕に覚えがあるサーファーが集まることで有名である。われわれもこの超巨大な波を制覇するサーファーの姿を見ようとここまで来た。しかし、幸か不幸か、今日は無風・快晴の良い天候で、海面には小さな波が押し寄せる程度の静けさ。これではどうしようもない。

Turtle Bay Resort(海がめが生息する海岸のリゾート)からサンセット・ビー チを過ぎハレイワの町に行く。途中、バスは海岸線を走るが車窓から見える海面は穏やかそのもの。サーファーもお手上げの静かな海面。バスはアナフル川(Anafulu Stream)に架かるレインボー・ブリッジを渡り、ハレイワの町に入る。  

町のメインストリートはカメハメハ・ハイウエーでこの先はワイキキまで通じ ている。

メインストリートの両側はサーフボードなどの用具店や土産物屋、食べ物屋(レストランとは言いにくい)が立ち並ぶ。高い建物はなく、木造の平屋が多い。素朴な田舎町だ。スーパーマーケット、土産物屋を覗いてみたが、興味をひく物がなかった。メインストリートは車道のみ舗装され、人が歩くところは未舗装にまま。ところどころに水溜りがあり、あまり清潔ではない。  

遅いお昼をここで取る。テラス席のある、イタリア料理でピザを出している店に行く。窓口でピザ、パスタとコーラを注文すると、店の人がテラス席のテーブルまで運んでくれる。飛び交うハエを追い払いながら、ピザ、パスタを口に運ぶ。味は悪くないが、さりとて特別旨い!というほどではない。ハレイワの町にあるいくつかの史跡を散策する。  

1832年創立のワイアルア・プロテスタント教会  

現在の建物は1961年に建てられた。オア フ島に西洋文化が入 ったのは1832年。エマーソン夫妻が率いる宣教師団がラアヌイ酋長に受け入れられ、教会とミッションスクールを建てた。草葺の建物でイワ(軍艦鳥)のハレ(家)とよばれ、後に町の名前になった。リリウォカラニ女王はこの教会で礼拝し、1892年に時計を寄贈している。

この地に親しんだ女王にちなんでリリウォカラニ教会と呼ばれている。  

ハレイワのメインストリート沿いにある小さな店に人が集まっている。ここが「マツモト・ストアー」。ハワイ風のかき氷で小さな器に青・黄色・赤に染め分けたかき氷を盛り付けている。
この町には何軒か同じような店があるらしいが、この「マツモト・ストアー」はなぜか人気がある。われわれは眺めていただけで、試食はしていないので、味のほどはわからない。

 

サーファーにとってはここハレイワの町はサーフィンの聖地であろう。サーフィンをしないわれわれにとってはハレイワの町でこれといった収穫もなく、再び、52番の路線バスに乗り、ワイキキへ行く途中にあるワイハマ(Waihama)の町の近くにある、ドール・パイナップル植物園(Dole Pineapple Pavilion前で下車。  

ここはバナナやパイナップルを販売しているドールが経営する観光植物園で、このパビリオン内はこの植物園で取れたパイナップルのジュースや菓子類、ワインなどいろいろなものを販売している。
ハワイ中どこでも販売しているナッツ入りのチョコレートではなく、ここでしか販売していないパイナップル入りのチョコレートをお土産にと考えここに来た。味のほどが分からないので試食をしようと探したが、試食コーナーがない。店員に聞くと、あのキャッシャーに聞いてくださいという。キャッシャーにいる女性に聞くとおもむろにカウンターの下から箱をだし、「これを試食してください」と。
試食用のパイナップル入りチョコレートはカウンターの下にあり、試食を申し出た者のみに出す「ケチ」ぶり。試食してみた。マーマー、悪くない。土産用に少し買い求めた。
 

そろそろ日が傾き始めた。4時を少しすぎた。暗くならないうちにとバス停に

ゆく。バスがなかなか来ない。ただひたすら待つ。やっと来たバスに乗り、

アラ・モアナ・ショッピング・センターで乗り換えワイキキまで戻る。

 

 

ホテルでシャワーを浴び、さっぱりして、ワイキキの町にでる。
今夜も夕食は ラーメン。日本で有名なタレントが経営する店。味は良い。うまい。今夜は全米プロフットボールのオールスター戦、アメリカプロフットボールのスター選手がハワイに集結し、ホテル前のカラカウア大通りは車両の通行を遮 断し、歩行者天国。たくさんの店が路上に出店し、バンド演奏の舞台も設置され、大賑わい。夜、10時近くまでにぎやかなお祭りが続いた。

お祭り騒ぎのワイキキの町をぶらぶらし、ホテル横にあるクヒオビーチの屋外 ステージで行われているフラダンスショーを見る。ダンスをしている人たちは 地元の婦人会かフラダンスの同好会のメンバーであろうか、全員素人。子供も 参加していて、日ごろの練習を発表する絶好の機会なのであろう。プロにはない初々しさと新鮮味がありとてもよかった。

ホテル中庭にあるバンヤン・コートで今夜も開かれているバンヤン。コンサートを聴きながら「ブルーハワイ」のトロピカル ドリンクで終わりに近づいたハワイの夜を楽しんだ。
 

 

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