“カナディアン・ロッキー4大国立公園”ハイキング
7月9日(金) クートネイ国立公園
(EOS Kiss Digital にて撮影)
モレーン・レイクを見た後スタンレー氷河眺望ハイキング →
バンフのカリブー・ロッジへ(泊)
いよいよハイキングも今日を含めてあと二日、歩く距離は長く標高差も大きくなってきてまともに歩けるかちょっと心配になっていた。 今日はレイク・ルイーズの宿を発って、モレーン・レイクに行き、、その後スタンレー氷河へのハイキングだ。 そして最後の宿泊地バンフの街に入ることになっている。
モレーン・レイク
駐車場の脇からナキウサギが生息する岩が堆積した急な路を登り切ると、連なる岩峰と青い湖の美しい景観が眼前に広がって思わず絶句の瞬間だった。
テン・ピークスを映す湖面
この岩峰群、「テン・ピークス」と呼ばれていて有名なんだそうだ。
ハイキング スタート地点
登山口に到着。この一帯は数年目の山火事で木々が焼け爛れたままだった。なんでも最近の考えでは、山火事が起こっても自然のままに放置するのが良いということになっているらしい。
山火事跡の茸、ブラック・モレル
中華料理で珍重される「編み笠茸」に似たこの茸、「味も素っ気も無い!」とはこれを試食した愉快な粋人の弁。
山火事の跡は秋の風情
焼け焦げた倒木と、赤茶色に焼けた林の中を歩いていると、まるで秋の山を歩いているように錯覚してしまうのだった。
Red Flderberry (ニワトコに似てる)
巨大な壁 “The Guardwall”
覆いかぶさってくるような巨大な岩壁が右手に続いていた。何という迫力だろう!
オダマキが群生してる!
クレマチス (Blue Clematis)だ!
2ヶ月前、この花の仲間の「カザグルマ」が自生してるのを家の近くで見つけて大感激したばかり。
こんな綺麗な珍しい花が咲いてるとは!とビックリだ。
スタンレー氷河が一望に!
焼け爛れた樹林の向こうにスタンレー氷河の末端が展開していた。
Golden Ragwort か?
これもどこかで見たような花だが思い出せない。北海道で見られるというトウゲブキのような花なのだが・・。
名が分からない花
日本の高山で咲くタカネコウリンカという花に雰囲気は似ているが、それは花の咲き方が上向きなので違うようだ。
“The Guardwall”
岩登りが好きな人ならきっと登ってみたくなるような凄い壁だ。
ガレ場の山径
これも名が分からない花
チョウノスケソウ
スタンレー氷河
高山植物を見ながら歩いている内に目的地に到着した。 目前に氷河の先端が迫っている。
松の花
山を下り始めた時、この赤い花をつけた松の木に出会った。 松の木が赤い花をつけたところに出会うことは滅多に無いので珍しい。
シャクナゲの仲間
この辺りは白い小さなツツジも良く見かけた。遠目にはイソツツジに似てるようだと思ったが、近くで見るとシャクナゲに近い。
下りはMt. Whymperが目前に!
マーッターホルン登頂で有名なウインパーにちなんで名を付けられた山が下山する山径から間近に眺められた。 この地でも活躍してたとは凄い人だ! とびっくり。
歩いているとヤナギの木が多いのに気がついた。高山だけにどれも背丈の小さな木であった。
マーモット(Hoary Marmot)
先を行くグループが皆立ち止まって何かを見ている。 「シー!」っとの目配せを察知して静かに近寄ってみるとマーモットが姿を見せているのだった。
マーモット その2
これは大きい! 50cm以上はありそうだ。マーモットってこんなに大きい動物とは知らなかった。
カナディアン・ロッキーを代表する観光地、バンフへ
Castle Mtn.
バンフの街の近くで立ち寄ったビュー・ピント。 夕日に映えるキャッスル・マウンテンの姿が神々しく見えたのだった。
Cascade Mtn. を望むバンフの街
バンフのホテル、「カリブー・ロッジ」に到着した後、早速街を散策してみた。 街の向こうに聳えるカスケード・マウンテンがとても印象的だった。
バンフの街の観光馬車
カナディアン・ロッキーで一番の観光地だけあって、みやげ物店が連なる街は賑やかで、しかも綺麗で感じが良い。
不明の花の名をガイドの松永さんが調べてくれました。
松永さんからのメールはこちらです。
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