懐かしの安曇野の春を訪ねて その2

4月26日(土)〜29日(火)

 

    

4月27日(日)の朝、窓の外が明るくなって目が覚めました。 今朝も天気は良さそうだ!と思うともうじっとしてられなくなり、未だ早春の空気が冷たい宿の外に出てみました。 青春時代を過ごした当時と変わらずに朝日を浴びた白馬岳が八方尾根根の向こうに聳える景観に懐かしさがこみ上げてきました。

 今日は宿の主人が我々夫婦を青木湖まで車で送ってくれるというので、そこから「塩の道」を白馬村まで歩いてくることにしました。 

  
  
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4月27日(日) 塩の道

  

  

   

 

「塩の道」脇の石造

 

青木湖から樹林の中を縫うように白馬村へと続く塩の道のそこここに、昔塩を運んだ人々の安全祈願の石造が安置されていました。

樹間に望む白馬の郷

 

雪の消え残る樹林を抜ける頃、眼下に白馬の郷が見え始め、 旅人がホッとする当時に思いを馳せました。

咲き出した桜

   

坂を下って来ると佐野坂スキー場脇に出ました。 ここの桜が明るい日差しを受けて咲きだしていました。

  
   

キクザキイチリンソウ

 

この辺りはいたるところにこの花が咲いて、 良く見ると花の色が夫々微妙に違っていて綺麗でした。 

フキノトウ

 

福寿草祭り最中の姫川源流にやって来た時、 山から流れる渓流の残雪の下にフキノトウが顔を覗かせていました。

エンレイソウ

 

山野草の保護地になっている姫川源流の木道脇に、山奥でしか出会ったことの無いこの花が咲いていました。 

  
   

樹林のカタクリ

 

 白馬村ではこの花は珍しくも無い花ですが、林の中にこんなに群生しているのを見るとやっぱり感激してしまいます。

姫川源流

 

白馬村から糸魚川まで流れ下る暴れ川、姫川。 流域の人々を苦しめてきたこの川も、その源流はのどかで優しい雰囲気でした。

フクジュソウの群落

 

おびただしい数のフクジュソウが咲いていました。 こんなに密集してるのを見たのは初めて! 

  

姫川源流の景観

 

姫川の川下の方に目をやると、彼方に白馬連峰が輝くのどかな安曇野が広がっていました。

塩の道脇のフクジュソウ

 

再び塩の道に戻り歩き始めまたら、脇の斜面にさりげなく咲いているフクジュソウに、思わずカメラを向けました。

カタクリとキクザキイチリンソウ

 

そうかと思うと、道端にこんな綺麗な花が咲いてるんだから信じられない気分になってしまいます。

  

線路脇のキクザキイチリンソウ

 

とにかく、ここは「犬も歩けば山野草に当たる」って感じ、昔とちっとも変わっていないので嬉しくなりました。

フクジュソウとカタクリ

 

こちらはフクジュソウとカタクリが一緒に咲いてました。 あっちの花、こっちの花と、なかなか先に進めませんでした。

郷の春

 

塩の道が導く先はのどかな春の郷でした。 桜が咲き出した郷の雰囲気は、タイムスリップしてやって来た故郷のようでした。

  

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郷の外れの道祖神

 

石造が沢山安置された郷の外れから白馬連峰が綺麗でした。 昔の旅人は何を思って眺めたのだろうか・・。 

    

  
4月28日(月) 懐かしの安曇野の春を訪ねて その3  春たけなわの白馬村散策   
 
   

安曇野の朝

 

この日も又晴天に恵まれ、前日同様目覚めると直ぐに外に飛び出しました。 しっとりと落ち着いた朝の冷気が爽やかでした。

  

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