（立派な朝食。おかずがいっぱい）みちのく一人旅 〜津軽編〜
二日目 その１
ぐっすり眠って、気持ち良い目覚め。
しかし、部屋が寒くてなかなか布団から出られない。
食事は７時ということでお願いしていたので、１階へ。
食事部屋に入ると、昨夜の女の子が朝食を食べていた。
仲良く二人並んで朝御飯。
（立派な朝食。おかずがいっぱい）
いろいろ話してみると、彼女は専門学校生で、就職研修のために津軽の奥の方から出てきて、１週間泊まっているらしい。
毎日、２０分くらい雪の中を歩いて通っているとのこと。
今の就職環境はとても厳しい。
うまく就職が決まりますように。
（とてもキチンと片付けて出かけた彼女（左）に感心。箸袋に注目。僕も真似して片付けた（右））
8：00すぎの列車で黒石駅を出発。
今のところ、天気が良く青空が広がっており、岩木山が綺麗に見えている。
弘前駅でJRに乗り換えて、新青森駅へ。
今日の予定は、下北半島の大湊線で終点の大湊駅まで、海を見ながらの往復。
行きは、ハイブリッド新造車「リゾートあすなろ しもきた号」、帰りは普通のディーゼル車で帰ってくる予定。
開業したての新青森駅は、お土産売り場が充実している。列車でのつまみを少しお買い上げ。
（珍しく雰囲気のよいエキナカ土産店街）
「リゾートあすなろ」の指定券は、発売日に海側窓際席を指定して購入したもの。
途中で進行方向が変わるらしいので、駅員もどちらが海側になるのかを時間を掛けて調べてくれた。それだけに、本当に合っているのか少々不安ではある。
（リゾートあすなろ 下北号）
新青森を出発。
後ろ向きに進行。いきなり奇妙な感じ・・・。
車内は思ったよりも空いていたが、青森駅でかなり乗車してきて、隣の席も埋まった。
新車なので内装はまっさら。
天井にはモニターが付いていて、運転席からの眺望が映し出されている。
（足元広い！窓でかい！）
「リゾートあすなろ」は青森駅で切り離されて、下北半島行きと津軽半島行きに分かれる。
切り離し作業が終わるまで車内から出られないので、末端車の展望スペースで見学。
（動画にリンク）
青森からは進行方向が逆になり、ようやく前を向いて走り始めた。
左手には陸奥湾が見え隠れしている。風が強いのでかなり波が高い。
下北半島の付け根の野辺地駅でのスイッチバックまでは、席は陸側。
野辺地駅到着。ここでまた進行方向が変わる。
少し席を離れている間に、隣の人が席の向きを変えてくれていた。
シートポケットに入れていた鉄道地図帳や時刻表が、行方不明。２列後ろで発見。
いよいよ、波の高い陸奥湾を左に見ながら終着の大湊へ向かう。
友人から餞別にもらった熱燗ワンカップをプシュッ！
ところがこの熱燗、かなり熱くなり手で持てない。カップホルダーに入れようとしたら、底のキャップが大きくて入らない。 熱い！床に置いた。
（肘掛にテープルを発見）
新青森駅で買ったカマボコを肴に、ちびちびと飲みながら荒涼とした風景を北へ。
風が強いので、途中、徐行しながら大湊駅に到着 
「リゾートあすなろ」は、すぐに折り返し運転。
かなりの乗客が、駅で降りずにそのまま乗車！
（モダンな大湊駅にがっかり）
ちょうど昼頃で、帰りの列車まで時間があるので大湊で昼食。
地元料理の「貝焼き味噌」といって、大きなホタテの貝殻でネギや貝柱などを味噌煮にしたものを食べたい。
と思いながら町を歩いたが、残念ながら店という店は全部閉まっていた。
通りがかりの神社にお参りして、港を回って小１時間の散歩となった。
（こんな旅館もよい） 
（こんな居酒屋もよい）
（ネブタシャッター） 
（港）
駅に戻ってくると、待合室にたくさんの人が溜まっており、嫌な予感。
掲示板を見ると、強風のために帰りの汽車の到着見込みが立たないらしい。
今日は青森へ戻るだけなので気長に待てばよいのだが、万が一運休にでもなったら駅での夜明かしは厳しいものがある。
テレビの駅伝を見ながら、そんな心配をしていると、運転再開とのことでホッと一安心。
夕暮れの陸奥湾
野辺地で青森行きに乗換え。
ここから青森までは、先日の青森新幹線開通によりJRから変わった「青い森鉄道」となる。
３セクになったので、区間料金が高くなり、大湊線からの乗り継ぎにも割引がなく、特急もなくなり、地元の人はずいぶんと不便になってしまっただろう。
また、JR大湊線は他のJR線に連絡しない珍しい線になってしまった。
汽車が遅れたため、野辺地での乗り継ぎは１時間以上の待ち時間となった。
暗くなり始める中、駅近くの観光物産センターでひと休み。
昼抜きなのでハラペコ。
（スポレク大会トランポリン会場にちなんで「トランプリン」。脱力ぎみだけど、プリンが入っていて美味！）
青い森鉄道（先日までは東北本線）に乗って、青森へ