セミクジラ親子連れ


孫:拓眞が作った「ブロッククジラ」です。



【セミクジラの親子連れ】
むかしは「セミクジラの子連れは夢にも見るな」と云われました。
子を守る親クジラは危険だからです。又親クジラを捕ると子クジラ
は死んで生き残れないという資源保護の考えからきています。

1878年(明治11年)不漁に悩む太地で子連れの巨大なセミクジラ
を発見、このクジラを追いましたが母クジラが暴れ、天候も悪く
舟は沖合いに流され鯨組110人が帰らぬ人となった日本捕鯨史上最悪
の遭難事故が発生しました。アメリカ式捕鯨のヤンキーホエラーに
よる資源枯渇とこの遭難事件により、これまで隆盛だった太地の捕鯨
は衰退しました。



「親クジラ」


子クジラがお乳を飲んでいます。
鯨のお乳は交接器の両側に1対あります。
子クジラは舌で丸く乳首に巻き付けて
お乳を飲み海水は呑み込みません。

「子クジラ」

セミクジラは鼻孔2孔。背びれ・腹の筋「うね」はありません。
親(長さ:250_ 高さ:80ミリ  幅:160ミリ 重さ:600c)
子(長さ:95_ 高さ:50ミリ  幅:58ミリ 重さ:65c)




「お玉クジラ」:プランクトンを食べてお腹が
大きくなったオタマジャクシ状態のヒゲクジラ。
腹の筋(ウネ)が膨らんでいます。
鼻孔は2孔で背びれもあるナガスクジラの種類です。
ナガスクジラ類のクジラは海水ととも餌を呑み込み
海水を吐き出す時に舌とヒゲ板で餌を濾し採ります。
ウネがアコーデオンのように伸び縮みします。
ウネは「クジラベーコン」として食用にされてい
ます。ゴムのようです。イワシクジラをイメージしました
前頁の「満腹クジラ」と目の位置を上に変えました。
(長さ:270_ 高さ:100ミリ  幅:250ミリ 重さ:740c)





孫作:「潮吹きブロッククジラ」
クジラの「潮吹き]は海水を吹き上げているのでは
ありません。潮吹きは呼吸のために排気した水蒸気
です。冬に私たちの呼吸が白く見えるのと同じ現象です。
クジラの息(イキ)でした。   クジラ不思議発見!