宝樹院の坐禅会と写経会のご案内です。

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更新日 2016-04-26 | 作成日 1997-10-01

参加心得

  • どなたでも参加できます。事前の申し込みは不要です。
  • 遅刻厳禁です。途中からの参加はできません。
  • 参加費は原則無料です。ただし、お気持ちはありがたくいただきます。
  • 初めての方は本堂左の書院玄関で近くの方に声をかけてください。
  • 初めての方は20分前に来山し、必ず事前説明を受けてください。

坐禅会心得

taiyu.jpg坐禅会指導:住職 服装は坐りやすいものならば自由です。きついジーパンや半ズボンはいけません。

第1日曜日 坐禅法話会 午前8時~9時半

第2日曜日 昏鐘坐禅会 午後6時~7時

第4日曜日 暁天坐禅会 午前6時~7時半

第1日曜日 坐禅法話会 午前8時~9時半

茶礼

 一番歴史のある定例会です。坐禅の後に法話があり、茶礼ではお抹茶をいただきながら和やかに懇談します。

(参加者30~45名位)

  • 始めに、般若心経を唱和します。
  • 坐禅を20分組み、休憩し今一度20分組みます。
  • 坐禅が終わり、白隠禅師坐禅和讃を唱和します。
  • つづいて、3分法話があります。
  • 書院で茶礼があり、懇談し終ります。

第2日曜日 昏鐘坐禅会 午後6時~7時

昏鐘

 夕方6時の昏鐘を合図に始まります。一日で一番静かな時間帯です。坐禅を組み、忙しさの中に見失いがちな自分自身を見つめ直しましょう。

(参加者10~15名位)

  • 始めに、般若心経を唱和します。
  • 坐禅を20分組み、休憩し今一度20分組みます。
  • 坐禅が終わり、白隠禅師坐禅和讃を唱和します。
  • 原則、懇談はありません。

第4日曜日 暁天坐禅会 午前6時~7時半

お粥

 朝6時の暁鐘を合図に始まります。坐禅を組み、境内の掃除をし、すがすがしい気持ちで粥座をいただきます。お粥と梅干・沢庵だけの質素な食事ですが日常生活を省みる良い機会となります。
 ※この回は般若心経の暗唱が望まれます。

(参加者10~15名位)

  • 始めに、般若心経を唱和します。
  • 坐禅を20分組み、白隠禅師坐禅和讃を唱和します。
  • つづいて、30分の作務(お掃除)をお願いします。
  • 作務が終わり、書院で粥座(朝食)をいただきます。
  • 粥座後に懇談し終わります。

写経会心得

soetu.jpg写経会指導:副住職 筆記具(筆ペン可)を必ず持参ください。お写経用紙はお寺にあります。

第3日曜日 写経会 午前8時~9時半

第3日曜日 写経会 午前8時~9時半

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 宝樹院の写経会は字の上手下手ではありません。一点一画ていねいにお写経することで、自然と心が落ち着きます。

(参加者10~15名位)

  • 本堂で般若心経または延命十句観音経の写経用紙をいただきます。
  • 始めに、般若心経と延命十句観音経を唱和します。
  • 書院で各自お写経を始めます。
  • 終った方から静かに退席し、本堂に納経します。
  • 9時を目安に知客寮で懇談し終ります。

宝樹院坐禅会にようこそ!

     世界にはいろいろな宗教がありますが、めざすところは同じではないでしょうか。

     全ての宗教がめざすのは、人々が平和で心豊かに暮らすことではないでしょうか。

     坐禅は、自分自身を見つめることから始まります。

     正しい姿勢で、ゆっくりと静かな呼吸をしましょう。
     呼吸を1から10まで数えます。
     吐く息を長く、吸う息を短くします。
     これは、静かに自分自身を見つめるためです。

     自分を見失っているときはどうでしょう。心臓の鼓動は早く、血圧は上がり、汗をかき、呼吸は速くなっています。
     この中で唯一自分でコントロールできるのは呼吸です。

     坐禅では、この呼吸を利用して自分自身で自分の心を落ち着かせ、自分を見つめるのです。

     坐禅中に警策と呼ばれる棒が回ります。
     警策には、警告(注意をする)と策励(励ます)の2つの意味があります。
     最初は、体験として打たれてみましょう。

     坐禅にも作法がありますが、初めのうちは真似をしてください。
     この体験が皆さんの人生のお役に立てば幸いです。

     ありがとうございます。合掌

Welcome to HOUJUIN-Zen-meeting!

     Although there is various religion, I think that what is aimed at is the same.
     I think that it is that people live peacefully and with the rich heart.
     Zen is started from seeing its own inside.
     With the right posture, a breath is slowly made quiet.
     A breath is counted from 1 to 10.
     The breath breathe out is long and the breath breathe is shortened.
     A reason is for seeing oneself calmly.
     When missing oneself, the beat of the heart becomes early,
     blood pressure goes up, it perspires and a breath becomes quick.
     It is only the breath which is personally controllable in the state of this body.
     Zen controls its own heart using this breath, and gazes at itself.
     You are moved during meditation in Zen by stick called KEISAKU 警策.
     There are two meanings, cautions and encouragement, in this.
     At first, please strike as experience.
     Although there are manners of Zen, please imitate in the beginning.
     I wish that this experience is useful to your life.
     Thank you. GASSHO 合掌

茶礼の心得

  • 茶礼(されい)は、茶道の原型です。
  • 礼に始まり、礼に終わります。
  • お茶碗は右、お菓子は左です。
  • お茶は、お菓子の後でいただきます。
  • お菓子の色や形は、その季節を表現しています。
  • お茶碗にも景色があります。
  • 一番よい景色が見える正面を向くようにお茶碗がだされます。
  • お茶をいただくときは、この正面を遠慮していただきます。
  • お菓子の甘味とお茶の旨味がまざり、この味覚を楽しみます。
  • 坐禅と同じように心が豊かになります。

     ありがとうございます。合掌

SAREI

     SAREI is the prototype of the tea ceremony.
     It starts for a greeting and finishes with a greeting.
     A teacup is the right and confectionery is the left.
     Green tea is drunk after eating confectionery.
     A season is expressed with the color and flavor of confectionery.
     There is a scene also in a teacup.
     It places so that the best scene may be in sight of a visitor.
     The front is reserve when drinking green tea.
     The sweet taste of confectionery and the bitter taste of tea mix. Thistaste is enjoyed.
     The heart is made rich as well as Zen.
     Thank you. GASSHO 合掌

粥座の心得

  • お寺では朝食を粥座(しゅくざ)といいます。メニューはお粥と梅干と沢庵です。
  • 食器は持鉢(じはつ)と呼びます。お寺に用意があります。
  • お粥は白米7:麦3です。
  • 梅干は境内で取れた完全無農薬の梅を古来の製法で全て手作りで漬けた十年ものの逸品です。
  • 沢庵は音をたてずに食べます。
  • 食事作法はシンプルで合理的です。
  • 日本食マナーの基本とされています。初めての方は真似をすれば大丈夫です。
  • ただ食べるだけではありません。作ってくださった方に感謝し、飲めない食べられない方に目を向け、最少限の水で食器を洗いと、普段の食生活を省みる機会となるでしょう。

     ありがとうございます。合掌