クロアチア







ザグレブ




再びスロヴェニアを出国、そしてクロアチア入国
バスに乗ったまま…とは言えパスポートの出し入れの必要があり、チョッピリ緊張が走ります

内陸部に位置するザグレブはアドリア海沿いの街とはディナル・アルプス山脈により遮断され、ヴェネチアの影響を受けなかっといいます
街に影響を与えてきたのは長い歴史を共にしたハンガリーとオーストリア

クロアチアの文化的中心地である首都ザグレブ、ハプスブルグ時代の面影を漂わせる壮麗な建物が数多く並んでいます




旧市街の観光の前に先ずは郊外にあるミロゴイ墓地公園へ
ミロゴイ墓地


19世紀に作られたこの墓地は、ヨーロッパで最も美しい墓地と言われているそうです
ツタが絡まる門・美しい回廊を持つ趣きある建物は、墓地というより宮殿を思わせます



購入するには2万ユーロ以上かかるとか、家を買うより高いようです




左右に続く回廊はまるで宮殿、とても美しい


ここはクロアチア初代大統領トゥジマンの墓



イェラチッチ広場


いつも大勢の人で賑わっているザグレブ市の中心広場

広場中心に建つイェラチッチ総督の騎馬像
独立の闘士とされるクロアチアの英雄だそうだ
たくさんの露天が出ていて大賑わい… 広場の真ん中には線路が敷かれトラムが頻繁に走る
慣れない私たちには危なく映るが慣れたもの
ササッと渡って行きます♪




聖マルコ教会




カラフルな色と独特の紋章の屋根
写真で見たかわいい姿がそのままありました


広場の右は国会議事堂、左が大統領官邸
左側は中世クロアチア王国・ダルマチア地方・スラヴォニア地方を表す紋章
右側がザグレブ市の紋


ハンガリー・ジョルナイ工房のセラミックで造られている





      石の門
普通の建物にしか見えなかったが、ここは中世の城壁の門跡
4つのうち現存する唯一の城門
石の門の中にある礼拝堂
ろうそくを捧げる人、十字を切る人の姿が目立った







市のシンボル聖母被昇天大聖堂,
,
二つの尖塔は高さ105m、街のいたる所から見る事が出来る

大聖堂とマリアの塔
狭い広場で撮るとこんな重なった写真の出来上がり!
大聖堂の入り口 大聖堂前のカプトル広場に建つ
聖母マリアのモニュメント




厳かな雰囲気が漂う聖堂内





11世紀に建てられたがその後の襲撃や地震によって破壊され
現在の大聖堂は19世紀に再建されたもの



最古のスラヴ文字であるグラゴール文字が残る祭壇


現在ロシアやブルガリアで使われている
キリル文字の原形にあたるものだそうです



絵のような文字です

聖堂前で行われていた観光客用のセレモニー
かわいい民族衣装を着た男女が歌って踊って…♪ ガラッと変わって暑苦しい(?)衣装を身に着けた軍団が…
どうって事なかったけど最後まで見てしまいました(*^_^*)


宿泊ホテルが中心街だったので、朝夕の散策が楽しめたのはラッキーでした♪





青空市場

この青果市場を抜けて大聖堂へ…、何度通ったことでしょう

見てるだけで楽しい…♪
後方が大聖堂






13世紀に建てられた見張り塔、ロトルシュチャク塔

毎日12時にはすさまじい轟音
をたてて大砲が打ち鳴らされるとか
その頃私達は何をしていたのか…
結局気付かず時間だけが過ぎていました
見張り塔の前から見た旧市街地



大聖堂の尖塔がいい感じのアクセント♪






塔の向かい側で歌っていたクラッパ

アカペラだけでなく
こうして楽器を弾きながらというのも多いそうです










プリトヴィッツェ





大小16の湖と92ヶ所の滝が点在する国立公園で、世界遺産に登録されている
今回の旅行はここで2泊、ゆっくり時間をかけての観光です


夕食までの空き時間、ホテル近辺の散策に出掛けてみました
新緑を楽しみながら大きな道を下って行くと建物が…
近寄って行くと何とここがチケット売り場
“公園の中のホテル”とは聞いていたのですがこんなに近いとは…
中に入るわけにも行かずここでUターン!!
入場口横にあった公園内の案内図
日本語の表記があったのでビックリしました

それだけ日本人観光客が多いという事でしょうか


途中で見つけたホテルの案内板 左下の二つの窓が私の部屋
外観はロッジ風ですが室内は清潔で広く、快適でした♪






滝&湖の公園内を散策♪ 






新緑の美しい5月、遊歩道は人でいっぱいかも…
その想像は心配したほどではなく観光客は意外に少なかった

立ち止まって滝を眺めたり写真を撮ったり…、マイペースで楽しめたのが嬉しかった







公園への入り口は3箇所、時には効率よく湖をボートで移動
そのあと又徒歩で…♪



世界遺産のプレート




この美しい公園もセルビアとの紛争の舞台となり、周辺の山里に住む多くの家が焼かれ森にも砲弾の音が響き渡った
この森を住みかとしていた野生動物たちも姿を消し、一時は危機に瀕する世界遺産に…


内戦終結後の国の立て直しとともに再整備が進められ、1997年に危機遺産リストから外されたそうです
現在では世界各地から年間100万人近い観光客がこの美しい景観を見に訪れている








エメラルドグリーンに輝く湖はこうして写真を見直してみてもきれいだったな…と思うのに
どこかで見たような気がして現地では意外なくらい感激度が低かった

あまりにも想像が、期待が、現実離れした大きなものだった??









ザダル





かつてはダルマチア地方の中心地として栄えたという港湾都市
海も空も透きとおるように青く、陽光眩しい下での散策はとても楽しいものでした

対岸のイタリアまで160kmほど、岸壁には日帰り旅行客を運ぶ客船が停泊中でした


シーオルガン
ヴェネチア到着からサラエボを発つまで
私たちを乗せて全行程を走り続けたバスです♪
シーオルガンの説明を聞いています 船の通過等によって海面に波が立つと
岸壁付近に空いた上のような穴から
オルガンを奏でているかのような音が出る




聖ドナト教会と鐘楼

旧市街の中心・ゼレニ広場

200年前はローマのフォーラムが置かれていた場所
そのためたくさんのローマ遺跡が見つかっており
今は広い空き地のような空間が広がっている
恥の柱

軽犯罪者がこの上に縛られたそうです
16世紀に掘られた五つの井戸の広場

敵軍に包囲された時の水の確保のために掘られた






 鐘楼                    






展望台より…

それほど長くないフリータイム
数多い教会巡りは諦めて鐘楼へ一目散…
お天気も良かったので、アドリア海の青とオレンジの屋根が続く旧市街のコントラストが素敵でした♪










シベニク





午前中歩いたザダルの快晴が噓のような空模様
早速旧市街へと向かい、共和国広場に建つ聖ヤコブ大聖堂へ



聖ヤコブ大聖堂




      



       



この聖堂も建築途中に幾度も建築責任者が変わったそうで、建築には100年以上もかかったとか

ゴシック様式で始められたものの途中でルネッサンス様式に変更、屋根部分が半円形になっている
レンガや木の支柱を使わずに建てられた石造建築では世界一大きい



有名な市民の顔のレリーフ


教会の外側の壁に72人もの頭部が並んでいる


雨上がりの曇天で見たからか何だか気味悪いくらい…
なんて言ったら世界遺産も形無し?


ここも聖堂内部の写真はNO!
監視員の見回りがとても厳しく、カメラを構えた人が何人も叱責を受けるのを見た
ここまで厳しい教会ってバチカンのシスティーナ礼拝堂の次かも、でも規模が違うのにな!

監視員にばかり気をとられてたのか、祭壇等内部の記憶はゼロに近いのが恥ずかしい…(*^_^*)



洗礼室の天井
天使の像や模様の装飾が素晴らしい
洗礼台




滞在時間が短かかった事もあるのでしょうが、世界遺産を見てもあまり印象に残っていない…(>_<)
そういえばここは港町だった…と気付いたのも帰国後の事

やはり一日かけてじっくり歩いてみたかった












トロギール





ここは周りを城壁で囲まれた小さな島
古くはギリシャ時代から様々な時代にわたる歴史的建造物が多く、古都全体が世界遺産に指定されている



   南門とロッジア

入り口にあった世界遺産のプレート 城壁の北門 このロッジアは
閉門時間に間に合わなかった際に泊まった場所
聖ロヴロ大聖堂

ここも完成までに400年近くを要した
鐘楼の窓も各層で様式が異なる
イヴァナパヴラ広場のカフェ
雨天でもパラソルの下でティータイム♪
ロッジア

このロッジアはかつては裁判所として使われていたそうです



街全体が世界遺産として登録されているこのトロギール、楽しみにしていたわりにはシベニク同様印象が薄い
海沿いのプロムナードにはカフェテラスが並び、陽光眩しい土地…のはずなのに何とも印象が暗い

どんよりと薄暗い雨天の中で古い建物を見たからでしょうか
この街も短時間の駆け足観光じゃなくて、じっくり時間を掛けて回ってみかった

それも晴れた日に…







バス待ちをしている時に撮った写真
中央右が聖ロヴロ大聖堂

この写真がトロギルのべスト1かも♪


(油絵風というモードがあり面白半分に撮ったもの、油絵に見えるでしょうか)