(通算第53回)
地図のプリントはこちらから                上小竹川に架かっているこの橋(子ノ橋)を渡ると先崎地区です。
 明治22年、近隣の8町村と1集落が合併して「志津村」が発足したため、先崎村の名前は消滅しましたが、今でも「先崎地区」として存在しています。
 先崎に入って突き当りに『先崎地蔵尊』お堂の中に佐倉市指定の文化財である石造の地蔵菩薩が祀られており、慶安3年(1650)の銘文があります。
 境内内外には江戸時代の年号を刻んだ石仏が多数鎮座しています。

    
      
                  
     各地区の紹介 @ [先 崎](まっさき)
              鷲神社は旧先崎村の村社です     (約6.1キロ)  
コース                   
モノレール中学校駅ー0.7ー青菅小学校ー0.8ー子ノ橋(上小竹川)ー0.1ー先崎地蔵尊ー0.1ー鷲神社0.3ー二十三夜塔さくら道道標1.2ー雲祥寺・蕨家長屋門0.4ーラベンダー畑(シーズン中のみ)0.2ーみどり台霊園0.9ー根崎橋(上小竹川)0.7ー青菅小学校0.7ーモノレール中学校駅  
     地図のプリントはこちらから
先崎地蔵尊にお別れし左へ約100mで『鷲神社』へ。
  
承平7年(937)7月7日、慈恵僧正朱雀帝の勅を奉じ、来りて此の神を祭る(佐倉風土記)。
祭神:天日鷲命(あめのひわしのみこと)
祭礼:11月酉の日、最近は直近の休日に執り行っているとのこと。大祭は3年ごとに実施(次回は平成20年11月実施予定)
文化財:<佐倉市指定>本殿、鳥居
天然記念物:<佐倉市指定>ケヤキの大樹
旧先崎村の鎮守。自然に満ちた古い神社ですが、何といっても本殿の柱に彫りこまれた龍や四面の彫刻は圧巻。

『二十三夜塔さくら道道標
鷲神社から北西に向かい、四辻の左側にあります。
ここから引き返し鷲神社の脇を通り、斜め左に進み集落の中へ雲祥寺を目指します。途中、昔の舟を保存してある民家があります。
『雲祥寺』は臨済宗妙心寺派、本尊は釈迦如来。境内の左前方に墓地があり六地蔵が祀られていますが、一石に六体を配置したものです。入口右に仏堂兼集会所が建っており、最近六地蔵が祀られました。 
近くに『蕨家長屋門』があります。建築年代は不明とのことですが江戸時代後期のものと推定されています。保存が良く、文化財としての価値は高いとのことです。 

更に東進ラベンダー畑を目指しましょう。シーズンオフはラベンダー畑を割愛して、みどり台霊園に回ります。
『ラベンダー畑』        
地主の蕨さんが北海道富良野のラベンダーに魅せられて志津をラベンダーで飾ろうとの思いから始めたとのことです。平成15年5月から苗の植え付けを始め今では4反歩くらいに増えたとのことです。
 
『みどり台霊園』
先崎の昔からの共同墓地、前庭に六地蔵と庚申塔、高く築かれた墓塚があり、その先が墓地になっています。
六地蔵は手前の5体と奥の1体で作りが違っています。また、造立年代も様々です。

庚申塔は元禄四年(1691)と享保十五年(1730)に造立されたものです。 

以上で先崎地区の概略の案内は終了です。集落の中は季節の変化により様々な状況で私たちを楽しませてくれます。

「根崎橋」を渡り青菅集落へ、青菅小学校の脇を通りモノレール中学校駅へ。以上で先崎コースは終了です。(作成:平成19年11月)