下半身強化の練習法

 【趣意説明】

ボールを投げるときの人の動きは、

脚先 ⇒ 腰 ⇒ 腕 ⇒ ひじ ⇒ 指先

と連結している。
下半身を鍛えることは、ボール投げの土台作りといえる。
また、下半身を鍛えることにより『
体幹(たいかん)』を強化させることができる。『体幹』とは体のバランスを支える芯のことである。体幹のあるなしは「片足をあげて何秒立っていられるか?」で測ることができる。長く立っていられる人ほど、体幹が優れている。

ボール投げのコントロールは『腕』でするのではなく、『体(体幹)』でするため、ここでの下半身強化がボールコントロールを強化することにつながるのである。


●いろいろダッシュ

10mの距離をいろいろなスタートで駆け抜ける。

・まっすぐ立ち  ・うつぶせ  ・仰向け  ・体育館座り  ・長座  ・クラウチング  ・片足立ち
・腕立て  ・正座  ・大の字  ・腕組み  ・バンザイ  などなど

一番の子がスタートラインに戻ってきたタイミングで次の指示を出す。                 遅れてくる子を待たない。
「腕立て、ピッ(笛 or リズム太鼓)」   一番の子がスタートラインにつく 「正座、ピッ」


●鬼ごっこ

・氷おに・・・ “復活ルール”=手でタッチ、股下くぐり、馬跳び、電子レンジ(2人組で作った腕の輪を上から下へ通す。合言葉は「チンッ」)

・島おに・・・島と島の間を移動している間のみ、鬼はタッチすることができる。鬼は交代なし。だからどんどん増えていく。島は「マット」「ラインカーで引いた四角の枠」を活用する。

・しっぽ取りおに・・・「紅白帽子」や「ビニールテープを1m程に切ったもの」をズボンの後ろにはさむ。
           “ルール”@『全員対決』 お互いに取り合う。取られたら座って待つ。
                 A『二人組対決』 前後に並び、前の人の腰に後ろの人が手を回して立つ(馬のような形。しっぽは後ろの人だけつける)
                 B『王様対決』 チームに分かれる(何チームでもよい)。王様(帽子の色やしっぽの色を変える)を決め、王様のしっぽが取られたらそのチームの負け。

●リレー

・回旋リレー・・・直線コース上のコーンを回る。
          作戦タイムを設け「コーンの位置」を自由に決めさせると盛り上がる。

・宝運びリレー・・・フラフープを直線コース上に3個置く。スタートに近い方から1点、2点、3点。1人につきボールを1個もつ。好きなフラフープにボールを置いたら、次の人とタッチで交代。必ず時間制限を設けること(目安は、最後のチームがぎりぎり間に合わない時間)。時間内に戻れなかった場合は0点。合計得点で勝敗を決める。

●どんじゃんけん

両サイドのゴールにコーンを置き、コーンをタッチしたチームの勝ち。
じゃんけんは足じゃんけんで行う。

【場作りの工夫】
・ライン1本 ・ライン2本 ・ぐるぐる巻きライン

【遊具の活用】
☆平均台(手じゃんけん)  ☆うんてい(足じゃんけん)  ☆タイヤ(手じゃんけん)
平均台とうんていは、落ちたら交代する。

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