メッセージ

平成27年4月



最後の県政報告となりました

 今年も桜が開花し、小学校では間もなく新1年生が元気に登校することと思います。日本の四季は本当に素晴らしいと、最も強く感じる季節になりました。

 この欄で、毎月1回は更新を続けてきた私の県政報告も、今回が最後となりました。4月3日に告示される統一地方選挙の県議選で、私は立候補を見送り、政界から引退することを決めたからです。私にとって最後の県議会となった平成27年2月定例議会も、3月13日に全議案を可決して閉会しました。

 思えば、昭和48年に学校の先輩の誘いで、現在の四街道市に移り住んで以来の千葉での暮らしでした。政治の世界に入るきっかけは、その当時、私は平凡な会社員でしたが、若い仲間たちが「誰か地域の代表を町議会へ送り出そう」と、昭和51年に四街道町議会選挙(当時)に初めて立候補を勧められ、当選させていただいたことがきっかけでした。当時の私のキャッチフレーズは「育てよう、子どもたちのふるさとを!」でした。新住民ではありましたが、四街道を終生の地と決めていたからです。

 町議2期目の途中から四街道市へ市制移行し、結局、町・市議会議員を通算6期務め、平成18年の県議補選に初出馬することになり、この時も運よく当選させていただきました。県議会議員はそれ以来、5期18年間務めさせてもらい、政界は合計で39年にもなります。これも私をご理解いただき、ご支持下さった四街道市民の皆さまのご支援によるものと、心よりの感謝を申し上げる次第です。

 私にとって、長いようで短かった政治活動でしたが、私が誇れる成果の一つは、子ども医療費の無償化が挙げられます。四街道の若いお母さんたちと一緒に暑い中、署名活動を行ったことなどが思い起こされます。こうした地道な活動があったればこそ、現在のような全国的にも恥かしくない子ども医療費無償化が千葉県で実現したものと思っています。

 しかし、県議会議員としてやり残した仕事もあります。今、四街道市内にも高齢化率が50%を超した住宅団地があります。少子高齢化の進展は著しいものがあり、これからの子育て支援や高齢者対策への取り組みが、社会全体の大きな課題になってくるものと思います。今後、議会で活躍される皆さんに大いに期待したいと思っているところです。

 目下、私の心境は「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」といったところです。改めまして、長い間のご支援、ご厚情に対し心より感謝申し上げます。

 ありがとうございました。

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