メッセージ

平成27年3月



県民生活に関わる新年度予算

 2月下旬から急に寒が緩み、春の気配を漂わせています。街を歩けば、家々の庭先からローバイの香しい匂いが漂ってきます。もうすぐ春の到来を告げているようです。

 年4回の定例県議会のうち、最も重要と言われている2月定例会が、2月13日に開会日を迎え、現在議案を審議中です。最終日は3月13日の予定です。2月議会は、新年度予算案を審議することから、各議員も1年のうちで最も力の入る議会です。今年の場合、4月に統一地方選挙が控えているため、少し落ち着かない議員もいるように見受けられます。

 新年度予算案の概要は、先月の私のホームページで説明した通りですが、今回は少し予算の中身に触れてみたいと思います。県民生活に直接的に関わる事業を中心にみると、子育て支援事業では、市町村が地域の実情に応じて実施する放課後児童クラブや病児保育、延長保育、一時預かりなどの事業に要する経費に対して県が助成する「地域子ども・子育て支援事業」に30億円が計上され、放課後児童クラブの施設整備費に対しても、2億5千万近くが配分されています。

 また、これまで私が力を入れてきた「子ども医療費助成事業」では、入院は中学校3年生まで、通院は小学校3年生まで助成対象となりますが、重度心身障害者(児)の方が、医療機関にかかった場合、これまで窓口で支払っていた医療費の自己負担分を支払わなくて済む「現物給付」のための予算も新年度予算案に計上されました。この制度については、詳しくは私の昨年7月の当欄をご覧ください。

 他にも、医師・看護師確保対策として修学資金の貸付枠を大幅に拡大したり、今後急速に高齢化が進むと見込まれる老人福祉施設の整備促進に係る事業費もかなり増額されています。特別養護老人ホームの整備に当たり、1床当たりの補助単価も引き上げられました。

 お話すれば切りがありませんので、日ごろから県議会と県政の動きに関心をもっていただければ、いち早く有益な情報が入手できると思います。

 私の任期は4月までですので、また来月当欄でお会いしましょう。

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