メッセージ
平成27年1月
「ヤード適正化条例」を可決しました
新年明けましておめでとうございます。 本年も皆さま方にとって、良い年でありますよう心よりお祈り申し上げます。 さて、12月県議会は、さる19日に閉会いたしました。師走議会が終わると、やはり今年も1年が終わったなぁ、という気がしみじみといたします。12月議会では、全国初となる「ヤード適正化条例案」など、23議案が可決されました。 この条例は、いわゆる「ヤード条例」と呼ばれるもので、以前から盗難車の解体など犯罪の温床になっていると指摘されてきたヤードを、今後は条例に基づいて、立ち入り検査など適正に管理できるようにしたものです。施行は平成27年4月1日からです。 一般的に鉄板などで囲われたヤードは、実は千葉県が全国のヤード数の実に4分の1近くを占め、圧倒的に多いのです。しかも、印旛地区がその内の70%近くを占めています。それだけではありません。印旛地区の中でも、わが四街道市がトップで、従って全国一ヤードの多い市町村ということになります。 かつて、柏市内で発生した自動車盗難事件では、盗難に気づいた車の所有者が停止させようとしたところ、はねられて死亡した事件がありましたが、その後、この車体の一部が県内のヤードで発見された事例もあります。 ヤードの弊害は、それだけではありません。鉄板に囲まれているため、油の流出や油浸みなど、周辺の住環境に悪影響を及ぼしていることも指摘されています。これまでの法律では、中の様子が分からないため、法律の適用が難しかったためです。周知期間を経て4月からは、ヤードの届け出などが義務付けられます。 条例違反があった場合は、警察官の立ち会いのもと、県職員による立ち入り検査ができるようになり、1年以下の懲役または50万円以下の罰金という罰則規定も盛り込まれました。 印旛地区及び特に四街道市民の皆さんには、ぜひ知っておいていただきたい条例制定です。 |