このところ、日中は汗ばむような気温になり、めっきり初夏の陽気になってきました。日本の四季の移り変わりは、本当に美しいと思います。厳しかったこの冬の寒さを通り過ぎ、百花繚乱の春もあっという間で、もうすぐ暑い夏が目の前に迫っているのですから、1年の経過は早いものです。
ところで県政の動きですが、2月県議会でわが党が議員発議案として上程した「いじめ防止対策推進条例」が、他会派の賛成も得て成立し、4月1日から施行されました。県教委は、これを受けて近く大学教授など外部有識者などで構成する「いじめ対策調査会」を発足させる考えです。私は、文教常任委員会に所属しており、条例の作成にも関わってきましたので、千葉県独自のいじめ対策がいよいよ本格的に始動することになったことに感慨を覚えます。
いじめ対策調査会は、このいじめ防止対策条例の第20条にその設置が明記され、(1)いじめの防止等に関する調査研究(2)県が実施するいじめ防止等の対策に関する審議(3)重大事態が県立学校で発生した場合におけるその事実の確認並びに調査及び審査―とされています。
私は、昨年9月県議会でいじめ問題を取り上げ、一般質問しました。この中で、いじめ問題に関しては、第一にはいじめの芽を摘む、早期発見することが重要だと指摘しました。 瀧本県教育長も答弁で、いじめへの対応は早期発見、早期対応が重要であり、スクールカウンセラーを中学・高校だけでなく、小学校にも派遣し、教育相談体制を充実させると答えています。
千葉県内では、年間3万件近いいじめが報告されているというデータもあます。子どもの尊厳を踏みにじるようないじめがあってはなりません。わが党が目指すいじめ防止対策が、実際に実を結ぶことを願ってやみません。
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