メッセージ

平成26年2月



羽田騒音問題で国が一定の理解


 このところ、厳しい寒さがひと段落する日もありますが、逆に寒暖の差が激しく体調を崩しやすいうえ、インフルエンザの流行なども報告されています。皆さんも体調には、くれぐれもご留意をいただきたいと思います。家々の庭からは、ロウバイの香りも漂い始め、春の足音も聞こえて来るようです。

 千葉県議会の2月定例会は、2月19日に開会、3月19日までの会期1ヵ月間の予定で開かれます。ご承知のように、2月議会は、平成26年度の千葉県の当初予算案を審議する最も重要な議会の一つです。新年度当初予算案はまだ明らかにされておりませんが、2月の初めにも発表されると思いますので、私も、しっかり準備して臨みたいと思っています。

 私がこれまでも議会で取上げ、県執行部に繰り返し要望してきた羽田空港の騒音問題で、1月10日、若干の動きがありました。羽田再拡張事業に関する県と関係する25市町村の連絡協議会が、今年3月末から予定される国際線増枠後の騒音軽減を国に緊急要望していた問題で、国(国土交通省)からの回答内容を公表したからです。

 それによれば、羽田の騒音が主に千葉県内に集中していることに対し、国は「首都圏全体で騒音をどう負担するか検討する」とし、1時間当たりの最大発着回数の拡大については「ダイヤ調整に最大限配慮する」と、一定の理解を示しました。

 四街道市上空の北方面ルートについては、従来の高度4千フィート(千フィートは約300メートル)を6千フィートに引き上げるよう要望していますが、国としては、3月末の羽田空港の3万回運用時には、北方面ルートの高度引き上げが試行できるよう、本格検討すると言っていますので、県と一緒にその状況を見守りながら、これからも地元の要望をしっかり伝えていきたいと思っています。

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