今年の夏は、例年になく猛暑が続きました。経験したことない暑さだったと言えるのではないでしょうか。それが、このところ朝晩は大分涼しく、しのぎやすい気候になってきました。目にはさやかに見えませんが、吹き来る風に秋を感じるような季節になりました。
県政はこのところ、大きな動きがありません。9月定例県議会は、9月26日から始まる予定です。私も夏休み気分を吹き払って、議会に臨む準備をしているところです。
ところで、今、新聞やテレビで盛んに報道されているのが、消費税問題です。安倍首相もこの秋は、消費税だけでなく、TPP交渉、景気対策、中国・韓国との外交問題など、課題が山積しており、まさに勝負どころです。一国の総理大臣の責任の重さが推察されます。
消費税問題だけみても、国の借金は1千兆円にも上り、平成26年度の概算要求額は、2年連続で100兆円を突破すると報道されています。東日本大震災の復興予算のほか、社会保障費の増大が大きな要因です。こうした状況ですから、消費税の引き上げは避けて通れないと思います。
一方、千葉県の財政状況も“火の車”です。県の財政健全化計画の骨子案では、今後4年間の財源不足は1700億円を超え、人件費の抑制などに努力しても、なお700億円の財源不足になることが報告されています。
景気が上向き、法人事業税など県税収入の根幹部分が増収になればいいのですが、消費税増税で景気が腰折れしてしまうことも心配です。9月議会でも議論される問題ですので、また改めてご報告いたします。
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