５月の連休が終わり、好天の春らしい天候が続いたと思ったら、もう梅雨入り宣言が出る季節になりました。６月といえば、梅雨入りも当然ですが、１年ももう半分近く過ぎたことになり、光陰矢の如しの言葉を実感するこのごろです。
６月といえば、６月県議会が６月５日から開会します。私たち議員にとって、今年の６月議会は例年以上に重みをもった議会になりそうです。それは、提案される補正予算案が新年度の重要事業を網羅した、事実上の当初予算案ともいえるものになるからです。
通常の年ならば、２月県議会で新年度予算案を審議するのですが、今年の場合は３月に知事選が行なわれた関係で、２月議会に提案された予算案は、知事の政策的事業が除外された骨格だけの予算案だったからです。
その点、今度の６月議会に提案される追加補正予算案は、知事の選挙公約だった「コンビニへの防犯ボックス」の設置などが盛り込まれ、政策的事業を計上した実質的な肉付け予算となっているためです。防犯ボックスは、コンビニの駐車場の一角に開設され、女性や子どもが帰宅する夕方から夜間にかけ、有事に備えて複数の警察官ＯＢを配置して防犯活動にあたるもので、地域の防犯ボランティアなどとも連携し、ひったくりや路上強盗などの街頭犯罪を防止することが目的です。人口が密集した地域を対象に、今年１１月からモデル事業が実施されます。
ほかにも、振り込め詐欺や悪質商法被害抑止コールセンターの設置など安心・安全の社会作りに予算配分されています。６月補正予算は大変重要ですので、議会質疑の中で、私たちも真剣に取り組んでまいります。
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