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平成24年10月



自民党総裁選に思うこと


 わが自民党の総裁選が9月26日に行われ、全国民注視の中、新総裁に安倍晋三元首相が選ばれました。新総裁の誕生を素直に喜ぶ一人ではありますが、選考方法に首を傾げる党員も少なからず、いたように思います。党員・党友による地方票では、5人の立候補者のうち過半数の得票を得た石破さんが、国会議員だけの決戦投票では安倍さんに敗れる結果となり、何か釈然としない気持ちになった党員も多かったと思います。

 千葉県内でも、党員・党友票の割り振りで石破さんが4票、安倍さんが2票、石原さんが1票という結果でした。県内の党員・党友数は約1万8千人で、投票率は前回総裁選時を17・54ポイントも上回り、あらかじめ関心が高かっただけに、その結果が最終的な国会議員の投票行動に反映されなかったことは、残念な結果だったと思います。

 しかし、安倍新総裁に決まった以上は、これからが重要です。竹島・尖閣諸島の領有権を巡る外交問題をはじめ、内外に難問が山積しているにもかかわらず、民主党政権では党内の意見の不一致から、依然として決められない政治が続いています。

 自民党も3年前の総選挙で、なぜあの大敗を喫したのか、その反省をしっかり踏まえ、国民の信を問うべきです。自民党が支持率を回復し、信頼を取り戻すためには、永田町の論理ではなく、国民目線に立って私利私欲を捨てた指導者の存在が不可欠だと思います。政権奪還へ向け、今こそ自民党の真価が問われていると思います。

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