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平成24年8月



いじめ相談急増で実態調査へ


 このところ、厳しい暑さが続いていますが、皆さん、お元気でしょうか。熱中症などに気をつけて、あまり無理をせず過ごしたいものです。私も7月6日に定例県議会が終了し、今は9月県議会に備えて“充電中”といったところです。しかし、政治の世界は一寸先は闇ですし、昨今の政治情勢からいえば、いつ衆議院の解散・総選挙があってもおかしくない状況ですので、「常在戦場」の心構えをもって過ごしています。

 それにしても、近ごろ、心の痛むのはやはり「いじめ」や「児童虐待」に関するマスコミ報道の多さです。長い間、日本人の美徳のひとつといわれてきた「思いやり」や「優しさ」「規律の正しさ」といったことは、どこへ消えてしまったのでしょうか。

 最近の新聞報道によれば、いじめや不登校に関する相談を受け付ける「県子どもと親のサポートセンター」への相談件数が急増しているようです。このため、県教委は、滋賀県大津市でのいじめが社会問題化していることもあり、県内各市町村の教育委員会および県立学校に通知し、問題の掘り起こしに向けて主に小中学校でのいじめ実態調査に乗り出すことにしました。

 いじめや児童虐待は、ともすれば社会の裏側に潜在しがちですので、実態把握は問題解決のまずは第一歩だと思います。県教委では、22年度の県内公立小中学校のいじめ認知件数を、前年度より25%増の8335件と公表しています。道徳教育のあり方など、社会全体の問題としてとらえるべきだと思います。

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