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昨年は、日本にとって「特別な１年」でした。あの東日本大震災によって、東北地方では多くの方々が亡くなられ、また襲来した津波によって家財も流され、途方に暮れる姿をたくさん見てきました。今年の新年のあいさつは、例年のような慣用句では申し上げられません。政治に携わる者として、被災者の皆さんが一日も早く元気を取り戻されるよう祈っています。
ところで、私は、昨年１２月議会で一般質問への登壇の機会を得て、市民の目線から森田知事に意見を申し上げました。第１に取り上げたのは、森田知事が選挙公約で掲げていた子ども医療費の対象年齢を、中学３年生まで拡大するという約束をいつ果たすのか、ということでした。対象年齢を１歳引き上げるのに、千葉県では５億から６億円かかると試算されていますので、現在の小学３年生までが対象になっている年齢を、あと６年分引き上げるとなると、３０億円程度かかります。
しかし、年間予算が１兆６千億円ほどの千葉県の財政規模では、３０億円を生み出すのは「知事の力」でどうにでもなるのではないでしょうか。従って、知事の任期中に、ぜひ中学３年生までの対象年齢の拡大を実現するよう、議場で提言させてもらいました。
また、小児マヒの原因にもなるといわれるポリオの生ワクチンを接種しない人が、千葉県では３２％もおりますので、不活化ポリオワクチンを希望者を対象に接種できるようにすべきだとも申し上げました。今後も市民の立場から、意見を申してまいるつもりです。
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