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平成23年6月



放射能汚染には正しい情報提供を


 日本中を驚かせ、震撼させたあの東日本大震災から早くも3ヵ月が過ぎようとしています。1日も早く被災者の皆さまが、悲しみから立ち直り、復旧・復興へ向けて確かな歩みを進めてほしいものだと願っています。世界中からの支援の輪に加え、「がんばろう!日本」の声とともに、たくさんの国民が支援しています。千葉県議会も5月中旬に開かれた臨時議会で、県内の被災者に対する緊急災害対策として、総額528億6千9百万円の補正予算を成立させました。

 しかし、国民の心がいまだに晴れず、不安が拭えないのは、福島県の東京電力福島第1原発の事故処理がなかなか進まないからではないでしょうか。政治に携わる者として国民・県民の命と財産を守ることは、絶対的な使命です。原発事故は、放射能が目に見えないだけに人の恐怖感を募らせます。千葉県環境部は、大気環境・上水・降下物の放射線量の測定結果について、現在までに人体に影響を与えるレベルにないと発表しています。

 一方、県内の農産物の放射性物質検査では、ホウレンソウなどの葉物野菜が一時出荷停止されたり、最近では八街市と大網白里町、成田市などで生産された生茶葉から、暫定基準値を超える放射性セシウムが検出され、出荷自粛を求められています。県民の「安全・安心」を守るためには、確かな情報を正しく発信していくことが重要です。ぜひ関係者には努力してもらいたいと思います。

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